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あなたのことが知りたくて 小説集 韓国・フェミニズム・日本 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/08/05 |
JAN | 9784309467566 |
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あなたのことが知りたくて
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商品レビュー
3.2
14件のお客様レビュー
面白かったです。 特に、「離婚の妖精」「桑原さんの赤色」「ゲンちゃんのこと」「韓国人の女の子」は印象に残る作品です。 女性であるという記号が社会に対して、どれほどの意味を表しているかを刺激的に、そして柔らかに伝えてくれます。 他にも、在日、韓国と日本の間での問題を取り入れる作品た...
面白かったです。 特に、「離婚の妖精」「桑原さんの赤色」「ゲンちゃんのこと」「韓国人の女の子」は印象に残る作品です。 女性であるという記号が社会に対して、どれほどの意味を表しているかを刺激的に、そして柔らかに伝えてくれます。 他にも、在日、韓国と日本の間での問題を取り入れる作品たちに今まで無知、知らなかったことの暴力性を感じました。 作品の中で好きだった言葉は、『名前を忘れた人のこと』高山羽根子さん の「知らないでいようとすることが、表面上は無実に見える弱さと無知と、わずかのやさしさで成り立っていたとしても、この先そんな気持ちを抱えたままであれば、私がいったいどうなってしまうのか、今ももちろん、これからもずっと恐ろしいままだ。」
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チョナムジュの離婚の妖精 松田青子 桑原さんの赤色 の冒頭二作が、とても良い。 女性の間によくある分裂がどういうもので、それを超えたどんな連帯があり得るのかを描いているものとして、すごく、近くて分かる二作。 で、しかし、離婚の妖精、を読んですごく感じてしまうのが、物理的な連帯の...
チョナムジュの離婚の妖精 松田青子 桑原さんの赤色 の冒頭二作が、とても良い。 女性の間によくある分裂がどういうもので、それを超えたどんな連帯があり得るのかを描いているものとして、すごく、近くて分かる二作。 で、しかし、離婚の妖精、を読んですごく感じてしまうのが、物理的な連帯のための条件て明確にお金なのよね、ということだったりもする。
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韓国と日本の作家12人によるアンソロジー短編集。タイトルにフェミニズムと入っているけれど、必ずしもフェミニズムがテーマのばかりではなく、ざっくり言えば、なかなか分かりえない人同士、より一歩踏み込んで、知りたい、分かり合いたいともがいたり模索したりする印象の作品が多かったかも。とは...
韓国と日本の作家12人によるアンソロジー短編集。タイトルにフェミニズムと入っているけれど、必ずしもフェミニズムがテーマのばかりではなく、ざっくり言えば、なかなか分かりえない人同士、より一歩踏み込んで、知りたい、分かり合いたいともがいたり模索したりする印象の作品が多かったかも。とはいえ当然ながら作家一人一人個性が強く出ていて、SF要素、ファンタジー要素があるものもあれば、純文学風、エッセイ風と多種多様。なので、気軽にさらっと読めるスタイルではなく、一つ一つ立ち止まって思わず考えちゃう…ようなそんな作品集でした。 私が良かったなぁ、と思ったのは、 松田青子「桑原さんの赤色」 デュナ「追憶虫」 ハン・ガン「京都、ファサード」 パク・ソルメ「水泳する人」 でした。 桑原さんの赤色はイ・ヨンエ主演のあの映画からですね。それはよく分かりました。
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