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ナポレオン(2) 野望篇 集英社文庫
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ナポレオン(2) 野望篇 集英社文庫

佐藤賢一(著者)

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ナポレオン(2) 野望篇 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2022/07/20
JAN 9784087444100

ナポレオン(2)

¥1,320

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2024/07/20

相変わらず、圧巻の知識&情報量 エジプト遠征の時に学術団を連れて行って、美術の研究をしたり、数学を使ってピラミッドの高さを想定したり、学問的な側面も多く持っていたのも、人として面白い フーシェも良い味出してる 宇野重規さんの解説も詳しく読み込まれており、とても良い

Posted by ブクログ

2023/10/27

 ナポレオンを主人公にした3巻の小説の第2巻目。日本を舞台にした歴史小説ではないので地名などが登場してもややわかりにくいし、ナポレオン戦争の概要をあまり知らないままに読むと、歴史の流れはわかりにくい。ただナポレオン一人に焦点を当て続けているので、小説フランス革命よりはわかりやすい...

 ナポレオンを主人公にした3巻の小説の第2巻目。日本を舞台にした歴史小説ではないので地名などが登場してもややわかりにくいし、ナポレオン戦争の概要をあまり知らないままに読むと、歴史の流れはわかりにくい。ただナポレオン一人に焦点を当て続けているので、小説フランス革命よりはわかりやすい気はする。

Posted by ブクログ

2023/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「できることなら、私は世界を征服したいと考えている。シャルルマーニュのように大帝国を築きたいと思っています。」(本文抜粋) ナポレオンがこうも自身の野望に突き動かされたのは、故郷コルシカから拒絶されたことにありました。(1 台頭篇参照) 故郷の為に一身を捧げた結果、彼は憎きフランスへの逃亡を余儀なくされます。 帰るべき故郷がないならば、ナポレオン・ボナパルトによる覇権国家をひとつ創ってしまえば良い。 フランスにて常勝将軍の地位を確立するうち、彼はいつしか意識するようになります。 今の地位は、そのための道具に他ならないのだ、と。 第1章 冒険  ナポレオンは国家の重鎮タレイランに野望を打ち明ける。 「そのためには、戦場に出られてはいかがです」 エジプトへ進路を決めるが、地中海に敷かれたイギリス艦隊の網をどう切り抜けるか。 第2章 エジプト  上陸、そして征服を果たすフランス軍だったが、イギリス艦隊提督ネルソンに帰路を閉ざされてしまう。イギリス艦隊の補給元シリアへ向かうも、そこではペストが猛威を振るう。 第3章 権力  エジプト遠征中、フランスは窮乏に喘いでいた。五総裁の無能を確認したナポレオンは、シェイエスと共にクー・デタの決行を決意する。 第4章 戴冠  今や第一執政と地位を確立させたナポレオンを、不意の爆弾が襲う。暗殺を企て、混沌たる革命の時代への逆行を望むのは誰なのか。 第5章 覇業  仇敵イギリスへの侵攻は失敗に終わった。それでもナポレオンは、自身の野望の為に未使用の軍隊を東のドイツへと向ける。 見どころ 1.フランスを常勝国に成らしめた戦術 ナポレオンが率いる軍隊は、急行軍が当たり前でした。並み居る大軍に対し、一瞬でも数的に上回ることで勝利をもたらしたのです。移動手段が徒歩のみだった時代において、軍隊をいかに自由に出現させるかは勝敗を分ける要因だったと思われます。 2.問題の尽きることがなかった女性との関係 ナポレオンには妻がいましたが、醜聞の尽きることがない女性だったそうです。自身も常勝将軍の栄光を手に入れていたナポレオン、妻への仕返しか他国で女性との関係を作っています。そのような夫婦仲は軍隊内外問わず有名で、なんと仇敵イギリスでは戦争のプロパガンダとして利用されました。

Posted by ブクログ

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