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号外!幕末かわら版
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号外!幕末かわら版

土橋章宏(著者)

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号外!幕末かわら版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2022/07/15
JAN 9784758414210

号外!幕末かわら版

¥1,760

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/04/30

幕末 瓦版の感想 要約版 (1)はじめに 極楽屋の銀次の口を借りて幕末の重要な事件のつながりが分かるようになった。 話のたて糸は幕末の黒船来航、安政の大地震、コレラの流行、桜田門外の変という大事件である。 よこ糸は、それらの事件で登場する日本の偉人との出会いや様子、幕閣の状況、庶...

幕末 瓦版の感想 要約版 (1)はじめに 極楽屋の銀次の口を借りて幕末の重要な事件のつながりが分かるようになった。 話のたて糸は幕末の黒船来航、安政の大地震、コレラの流行、桜田門外の変という大事件である。 よこ糸は、それらの事件で登場する日本の偉人との出会いや様子、幕閣の状況、庶民の動静である。 脚本家だけあって、まるで自分も一人の江戸庶民になったようで 面白く一気に読めた。 (2)極楽屋の銀次と偉人との出会いの面白さ ①黒船来航での吉田松陰の偉大さの認識 吉田松陰が黒船に潜り込んで、アメリカまで乗せてくれと頼み、断られるが、 ペリーから態度が立派だと称賛される。 彼は 安政の大獄で処刑されたが、松下村塾を作って次世代の長州人を育てあげた ということに繋がって面白い。 ② 坂本龍馬との出会いについて 黒船を見物に行った時に道に迷って、坂本龍馬と出会った。 日本を一流の国にするために世界各国との貿易により、発展させるという。 龍馬のその後につながる会話と思った。 ③コレラ流行時の西郷隆盛との出会い 西郷隆盛は島津斉彬の懐刀として有名である。 斉彬は銀次に西郷を派遣し、瓦版を大量に買わさせ、情勢を見守るようになる。 西郷曰く「 わいはおもしてかやつじゃが」5はさらに面白い。 (3)感動した点 ①幕末の諸問題で滞った気を地震によって解き放つというリセット思想。 ②世界各国との貿易活性化により、経済が潤い、結果的に戦争防止になる。 ③主権在民の思想、新聞が力になるということの再認識。 ④外国との違いを理解して、日本を強化する対応。 ⑤現場主義、情報収集が吉田松陰の飛事鳥目である。 (4)教訓 200年後の今でも地球温暖化により、異常気象を引き起こしている。 また、 コロナウイルスの蔓延とか東日本大震災、今年の能登大地震など 地震の脅威はある。 更に、ロシアや中東情勢、台湾情勢で日本も安閑とできない。 まさに、この話と同じである。 さらに加えて政治不信や円安で経済も苦境などを考えると、200年前と変わらない。 今後の200年後も同様にならないよう、どうすべきかを考えなければならない。 以上

Posted by ブクログ

2023/03/24

最初に読み出して、文字も大きく江戸っ子気質の有様が、分かりやすいので、直ぐに読めるとたかをくって言ったのだけと、…… 第一章迄、が、もう一つ…… それが、黒船に乗り込んでからが、面白い!!! 本当に人生を変えるような展開になって行く。 次から次へと 歴史上人物が、登場して来て幕末...

最初に読み出して、文字も大きく江戸っ子気質の有様が、分かりやすいので、直ぐに読めるとたかをくって言ったのだけと、…… 第一章迄、が、もう一つ…… それが、黒船に乗り込んでからが、面白い!!! 本当に人生を変えるような展開になって行く。 次から次へと 歴史上人物が、登場して来て幕末の英雄達の姿が、世間に取り入られているのを垣間見る。 大ナマズの大地震、大火、そして、疫病のコロリ、と、江戸の町も大変だったのだと、天災、疫病、逃れる事の出来ないこの社会を、持ち直して行き今の日本があるのだと、考えてしまった。 江戸の大火で、琴若のきっぷの良さ! 宵越しの金は持たない!!!心意気! そして主人公の銀次も、被災した者や路頭に迷った者の指針に、なる瓦版を損を承知で、作り配って行く。 ただの瓦版でない! 情報のない者達の 唯一の知らせであり、それも、直ぐに手紙が出せる工夫もされていて、この発案は凄い! 井伊直弼の暗殺の場面! そして、その後の病死扱いと、跡目相続の事も、読んで納得。 最後の銀次が、京都へ行くシーン、芳徳との繋がりも最高であった!

Posted by ブクログ

2022/11/29

面白くて一気読み!幕末期、胡散臭いかわら版屋の銀次が、佐久間象山や、吉田松陰に会うことで、徐々に変わっていく。売れればなんでも良かったのに、火事では人々を思いやり、世の中が暗ければ楽しく。疫病が流行れば予防策を。誰と出会い、教えを受けることで人は変わり、やがて世を変えるうねりを起...

面白くて一気読み!幕末期、胡散臭いかわら版屋の銀次が、佐久間象山や、吉田松陰に会うことで、徐々に変わっていく。売れればなんでも良かったのに、火事では人々を思いやり、世の中が暗ければ楽しく。疫病が流行れば予防策を。誰と出会い、教えを受けることで人は変わり、やがて世を変えるうねりを起こすことになるかもしれない。もっとこの話の続きが読みたい。銀ちゃん、いい漢だよあんたは。

Posted by ブクログ

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