商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2022/07/15 |
JAN | 9784299032010 |
- 書籍
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本当にあった「呪いの手紙」の怖い話
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本当にあった「呪いの手紙」の怖い話
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悪意や害意、果ては殺意までもが貴方に向けられる。怨念ともいえるそれらが、文字とともに届けられた時貴方は平気でいられるか?こちらの本は人間の恨み辛みを受け取った人間が実際に体験した恐怖の出来事である。 *** 少し前に購入しちょっとずつ読み進めていたこちらの一冊。怪談でもなく、小説でもない実際にあった呪いの手紙に焦点を当てたルポ的な本。タイトルに惹かれて購入し読むまでは昔はやっていた「〇人に出さないと~」だったり、チェーンメールの様なものの特集だと思っていた。 タイトルの通り生活をしていて、厄介な人物に目をつけられたり、勘違いをされたり、恨まれたりした人々が手紙や他の媒体に書き残された呪いの文章を目の当たりにし、それによって起こった恐怖の出来事をつづった本であった。出てくる文章はどれも実に生々しく、赤の他人でもギョッとするものばかり。また文章だけではなく、実際の手紙や実物の写真が載せてあったので、それもかなり鳥肌物だった。 全く知らない赤の他人に向けられていたとしても、相手の死を願ったり、不幸を願ったりと呪詛の言葉を見続けるというのはなかなか厳しい。 本当に心の底から憎くて憎くて仕方がないという文章ばかりだ。人の悪意などの念に影響を受けやすい人は読み進めるのをちょっと注意した方がいいかもしれない。私はどちらかといえばそういうものには鈍感な方だと思っているが、それでも連続して読み進めるのは躊躇った。題材としてはかなり面白いし、興味深いが、あんまり気持ちのいい話題ではないという事ははっきり言っておきたいと思う。 呪いの文章を受け取った側の人間は、理不尽に恨まれたり、正当な行為をしているのに相手から攻撃されたりという人間もいたが、恨まれても仕方がないなぁという人間もいたので、そういう人間が語り手の物は性格が悪いが、まあ仕方がないだろそれ。という気持ちにもなった。しかも大体が、「それぐらいのことでこんなことされても困る」みたいなことばかり言っていた。第三者からしたら貴方のやったことはアウトですが? 全体的にかなりのクオリティの話ばかりで読むには大満足の一冊。(胃もたれ必須だが)小説や怪談本を読む時とは違う、ぞわぞわした感じを味わいたい方にはお勧めである。
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