マシュマロおばけ

プリシラ・フリードリック(著者), オットー・フリードリック(著者), 小宮由(訳者), ルイス・スロボドキン(絵)

• 販売会社／発売会社: 瑞雲舎
• 発売年月日: 2022/07/12
• JAN: 9784907613419

商品レビュー

2025/01/25

コノヨノオワリ・タウンのふるびた家に住むおばけの家族、エスターおばさんと、三人の子どものおばけ、甥っ子のジェームズとショーン、姪っ子のジョイスの、ちょっぴりドキドキ、そしてワクワクするお話です。三人の子どものおばけが可愛らしいです。(*´ω｀*)

エスターおばさんは、しっかりと子どもたちを躾けていますが、三人の子どものおばけたちはどこ吹く風といった様子で楽しんでいます。（笑）

アメリカに来て初めてのハロウィンの夜、おばけの家族は人間を怖がらせに出掛けます。そして、最初に立ち寄ったスーパーマーケットでマシュマロを見つけた三人の子どもたちは、なんと全部食べてしまいます！
その後で困ったことがおこります。三人は姿が消せなくなってしまい、ふわりと浮かぶことも、ヒタヒタ歩きも出来なくなってしまいました。

でも、その日はハロウィンですから、誰も本当のおばけだとは気付きませんね。（笑）三人は仮装した人間の子どもになりきって、家々を周り、ハロウィンパーティを楽しみます。
すっかり遅くなってしまい、急ぎ足でエスターおばさんの待つ家に急ぐ子どものおばけたちですが、遅い時間に空き家に戻ったものですから、ちょっと困ったことになってしまいます、、

『さかさ町』や『ふたごのカウボーイ』などでお馴染みのルイス・スロボドキンさんの可愛らしいイラストが、好奇心に溢れたおばけのこどもたちが生き生きと描かれていますよ〜。(*´︶`*)

そして、訳者の小宮由さんのあとがき『本のおもしろさって、なんでしょう？』にも、子どもたちへ向けた大切なメッセージが綴られています。相手の気持ちや立場にたって、いくつもの視点でものごとを捉えることは大事ですね。本を読むことで、そういった考え方が養われ、これからの世の中が（世界中が）平和でありますように。

2022/11/06

おばけの3人兄妹が、ハロウィンの夜マシュマロを食べて姿を消せなくなってしまうおはなし。
訳者小宮由さんのあとがきが良い。
「世界を平和にするために本をよんでるのよ」って深い。

2022/09/23

ハロウィンパーティーでマシュマロを食べることにより姿を消せなくなった3人のお化け兄弟のおはなし。
新着図書だったこと＆お化けに苦手意識があるので読んでみた。ほっこりしたし起承転結綺麗にまとまっていて児童書として良いと思う。

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訳者・小宮さんの後書き「本のおもしろさって、なんでしょう？」もとても好きだった。
''本の面白さとは、読んでいる間、わたしは、わたしではなくなって、他の人の視点にたつことができることだと思うのです。'' ''物事を色々な視点で見ることが出来れば、相手の心に寄り添えて平和になる''
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私が本を楽しんでいるのは、世界中を平和にするためなのかもしれない。