商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会 |
発売年月日 | 2022/07/11 |
JAN | 9784130633796 |
- 書籍
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What is Tanuki?
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
これぞまさに求めていた狸本…! タヌキの生態に始まり、生狸学、進化学、分類学、系統学、さらには文化的側面たる化け学に至るまで。それも各々がかなり詳細に、論文等を引用して迫る様は本の題に相応しい。 国際学の章では進化の過程から、国内のみならず海外の亜種の特徴やそれを取り巻く現状に至...
これぞまさに求めていた狸本…! タヌキの生態に始まり、生狸学、進化学、分類学、系統学、さらには文化的側面たる化け学に至るまで。それも各々がかなり詳細に、論文等を引用して迫る様は本の題に相応しい。 国際学の章では進化の過程から、国内のみならず海外の亜種の特徴やそれを取り巻く現状に至るまで。 化け学の章でも文化や地理に基づきかなり深入りして展開されている。かつてこんなにもタヌキを網羅した作品があっただろうか。 内容の充足度だけではない。読んでいて、科学者なのに(といっては失礼か)達文で心地が良いなと思っていたら、どうやら読書家でもいらっしゃるようだ。その読み心地が読者を引き込ませるのは間違いないだろう。 巻末のエッセイでは、佐伯先生とタヌキのエピソードが描かれる。それまで抑えられていた先生のタヌキに対する想いや、机上の事実だけでは分からないタヌキの不思議な生き様が本文を修飾していくようだ。 これらは全て佐伯先生の愛情と、豊富な経験があってこそ完成するのだと実感させられる。 また、最後には佐伯先生から現代の"ヒト"への切実な訴えが記されている。先生は拙著であると謙遜されているが、これこそ我々が改めて考え、共有すべき事実であると私は感じた。 もっと多くの人々がこの本を手に取り、タヌキに化かされてほしいものだと思う。
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最初は 狸に詳しすぎて読めるかな・・・と 心配になってましたが 体験談に入ってくると ぐいぐい引き込まれます つがいになり 夫婦で力を合わせ 子育てをし 餌をとり 妻がロードキルされた後 夫が一人で子供を育て上げ そして子離れをしたあと 別の縄張りに移動していく 参考文献が 巻末...
最初は 狸に詳しすぎて読めるかな・・・と 心配になってましたが 体験談に入ってくると ぐいぐい引き込まれます つがいになり 夫婦で力を合わせ 子育てをし 餌をとり 妻がロードキルされた後 夫が一人で子供を育て上げ そして子離れをしたあと 別の縄張りに移動していく 参考文献が 巻末に 30ページもあるような本で 泣けるとは思わなかった
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タヌキ学者によるタヌキのすべて タヌキは勿論、自然環境とヒトとの関わり方についても示唆に富んでいた。
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