商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/07/07 |
JAN | 9784120055492 |
- 書籍
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天安門ファイル
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天安門ファイル
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外交とは歴史を相手にする仕事であると実感。 天安門は日本の対中姿勢、外交の誤りの始まりだったのだろうか。題名から明らかなとおり、筆者は「失敗」と位置付ける。しかし結論ありきな筆の進め方と思わざるをえない箇所も多い。 確かにコミットメント政策は失敗にきしたのかもしれない。しかしそ...
外交とは歴史を相手にする仕事であると実感。 天安門は日本の対中姿勢、外交の誤りの始まりだったのだろうか。題名から明らかなとおり、筆者は「失敗」と位置付ける。しかし結論ありきな筆の進め方と思わざるをえない箇所も多い。 確かにコミットメント政策は失敗にきしたのかもしれない。しかしそれは日本単独の失敗だったのか。また、他に何ができたのか?ずっと対中強硬で制裁をし続けることが正解だったのか?中国で経済的利益を得たのも事実ではなかったのか。日本だけが、対中ハードな道を一人歩み続けることが、果たして現実的にとりうる政策だったと言えるのか? 弱い中国は脅威。ギャングアップしても中国を追いやるだけ。今回の中国の行動は遺憾なるも、我が国にとり、中国の理想像を考え、諦めずに突き放さずに、それに近づけるよう寄り添って諭すというアプローチや、栗山ペーパーのとく「大局」は、今から見れば失敗に期したのは明らか、という姿勢で検証されてしまうのは不公平だと思う。そもそも政界、財界、世論にも戦争の負い目があった。そうした文脈を全く踏まえないで、媚中外交と批判するのはフェアではないだろう。 米国が頭ごなしに中国にアプローチしていたこと、それが判明したことで、却って日本の対中外交の自由度が増すというのは、国交正常化の際にも見られた既視感ある風景という指摘は面白かった。 しかし本当に欧米よりも日本の方が中国に通じているという指摘は事実だと思う。彼らの方が常に正解をいっているかと言われれば、それは違うと思う。 面白い読み物ではあったが、アンフェアと思う点が多々あり疑問無しとしない。
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公開された、天安門事件をめぐる日本の外交文書に基づく分析。 日本は、RPCの孤立を避けることを最優先に動いた。 ある意味、日本が自らの意思で世界を動かした事例であるのだが、米国がさらにその裏で動いていることを知らなかった間抜けさ。 もあるのだが、まあ頑張った。 1番の問題は、...
公開された、天安門事件をめぐる日本の外交文書に基づく分析。 日本は、RPCの孤立を避けることを最優先に動いた。 ある意味、日本が自らの意思で世界を動かした事例であるのだが、米国がさらにその裏で動いていることを知らなかった間抜けさ。 もあるのだが、まあ頑張った。 1番の問題は、相手が、RPCだったってことだな。 感謝もしなければ、謙虚にもならない。 ただの成功体験。 結局、全て彼らに利するままに動いたことになった。 で、結局現在どうなったのか。 ちゃんと分析して活かせと言っても、もう、どっぷり首根っこ掴まされてるからどうしようもないんだろうね。 本当に、この時がチャンスだった気がする。 本の内容に、迫力はある。
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事件から33年を経て公開された「天安門事件外交ファイル」からは、現在に通じる日本外交の「失敗」の本質が浮かびあがった!
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