商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/06/27 |
JAN | 9784309208558 |
- 書籍
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血を分けた子ども
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血を分けた子ども
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商品レビュー
3.8
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一貫して語られるのは、愛と暴力の二律背反性だ。 両立しえないように見えるその2つが奇妙に同居している状態にある。 さらに多くの場合、あるひとつの関係が愛であり同時に暴力であるもの、人生に対する救済であると同時に著しく尊厳を踏みにじるものとして描かれる。 そしてそれらは決して平衡状...
一貫して語られるのは、愛と暴力の二律背反性だ。 両立しえないように見えるその2つが奇妙に同居している状態にある。 さらに多くの場合、あるひとつの関係が愛であり同時に暴力であるもの、人生に対する救済であると同時に著しく尊厳を踏みにじるものとして描かれる。 そしてそれらは決して平衡状態に至らず、二項のあいだで振り子のように往復運動を続ける。
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「血を分けた子ども」kawade.co.jp/sp/isbn/978430… 前情報ゼロで読んだら想定外のジャンルだった(何回目) 知ってたら手に取らなかったからうっかり読めて良かった!社会問題や実際の事件に想起した作品もあるそうだけどとにかく想像力が爆発してる。トーンはディスト...
「血を分けた子ども」kawade.co.jp/sp/isbn/978430… 前情報ゼロで読んだら想定外のジャンルだった(何回目) 知ってたら手に取らなかったからうっかり読めて良かった!社会問題や実際の事件に想起した作品もあるそうだけどとにかく想像力が爆発してる。トーンはディストピアなのに不思議と愛や温かみも感じる
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SL 2023.3.18-2023.3.20 SFは自分で世界を創り出せるからなんでもアリだなと思っていたけど、この短編集では、その創り上げた世界は作者の考え、主張、訴えたいことが根底にあり、しかも今の時代の出来事を下敷きにしているんだと気づいた。 地球外生命体や遺伝性疾患、伝染...
SL 2023.3.18-2023.3.20 SFは自分で世界を創り出せるからなんでもアリだなと思っていたけど、この短編集では、その創り上げた世界は作者の考え、主張、訴えたいことが根底にあり、しかも今の時代の出来事を下敷きにしているんだと気づいた。 地球外生命体や遺伝性疾患、伝染病によって、極限状態で人間性はどうなるのか、そもそも人類とはどういった存在なのか。作者は自らの経験も踏まえてSFの世界にそうした主題を描き出そうとしているのだと感じた。
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