商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/06/21 |
JAN | 9784309254470 |
- 書籍
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百歳の哲学者が語る人生のこと
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百歳の哲学者が語る人生のこと
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人って(=自分って)非常に多面的であること。 自分の周りの環境におこる些細なことから重大なこと、歴史的史実が回り回って自分に及ぼす影響。 手に取った書物、出会った人、親兄弟との関係... そんなことのすべてが一人の人間を形成するってことなのか?というか... そういうことなんだ!...
人って(=自分って)非常に多面的であること。 自分の周りの環境におこる些細なことから重大なこと、歴史的史実が回り回って自分に及ぼす影響。 手に取った書物、出会った人、親兄弟との関係... そんなことのすべてが一人の人間を形成するってことなのか?というか... そういうことなんだ!と書かれていることを読んで改めて認識する。 愛、信仰に基づく人間愛があり、また地球を自然を宇宙を愛していることが底辺にある。 困難があるとき、道が分かれているとき、迷うことなく、機を逃すことなく、心のままに進むことで新たな自分を構築し、発見する...。それの繰り返し... 史実を深く分析し、書物も自分のものにして、自分の(愛に満ちた)解釈で進む...人生を進む...べきだ...ということなのか? 地理と歴史、その史実を背景に書かれていたように感じるけれど... なかなかその分野を納得するまで理解するのは難しかった。 どう生きるべきか...みたいな「指南書」と思って手に取ったけれど、著者の人生が記されており、それを読むことで 自らの人生の歩み方を考えるべきだ、自分で見つけるべきだ...みたいな本なのかなぁ〜と思った。 真似できることは... 愛を持つこと 勉強すること 学んだことを愛を持って実践すること...って感じかな?
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「本から」 人間的なもののすべてから偶然の要素を排除することは不可能であり、我々の運命は不確実であり、思いがけないものを想定する必要がある、これが、私が人生から学んだ主要な教えです。 生きるとは、 生が与えてくれるたくさんの可能性を享受することです。ーこのことを私は少しずつ学び...
「本から」 人間的なもののすべてから偶然の要素を排除することは不可能であり、我々の運命は不確実であり、思いがけないものを想定する必要がある、これが、私が人生から学んだ主要な教えです。 生きるとは、 生が与えてくれるたくさんの可能性を享受することです。ーこのことを私は少しずつ学びました。 誤りは、それを意識するとき、私たちを教育してくれますが、その多元的で恒常的な源については教えてくれませんし、その巨大で、しばしば有害な役割については告げることはありません。 常識なり自明だと思われることにつても驚き、問い直すこと。つまり、問題意識を持つこと。 第一の命法 あらゆる認識対象を文脈のうちにおくこと。現象も行動も文脈のうちでしか考えられない。多義的な言葉が意味を確定するのは文のうちにおいてであり、文はテクストのうちにおいてのみ意味を持つ。生きとし生けるものはすべて、生態系および社会の文脈のうちでエネルギーと情報を汲み取ることによって自律性を養うのであり、切り離して考察することはできない。 第二の命法 複雑性を認めること。つまり、個人や出来事や現象について、多元的で、ときには対立なり矛盾を含んだ様相を認めること。 第三の命法 自律的で独自なものを識別し、接続したり、組み合わせられたりしているものを結びつけること。小学校から始まるあらゆる教育の授業は、人生という誤りと心理からなるゲームに立ち向かうための準備を含んでいなければならない。 それぞれの人生は不確実な冒険だ。選択を間違えることはありうる。(略) じっさい、認識はきわめて困難な技術でなのであり、補助として、何か誤りや幻影を引き起こすのかを認識することや、自己検証や自己批判が行われる必要がある。 あらゆる存在 ー 同時に波動でもある粒子から、数十億のニューロンの間の相互作用と切り離すことができない人間の魂に至るまでー が持つこの二面的で多元的な側面、この複雑さ。これこそが私の心にいつも浮かぶことだ。これが様々な経験から私が引き出した第一の教訓だ。 最後に述べたいことは、人間の複雑さを意識することによって、思いやりの気持ちを抱くようになることだ。思いやりをもつことで、他者の欠点や欠陥だけでなく、意図や行為における長所も見ることができる。 覚書 不確実性のうちで生きる 生きるとは、不確かな大洋を航海することだ。ときどき確かな島々で食料や物資を補給しながら。 予期せぬ事態を予期せよ。 歴史上獲得されたもので不可逆的なものは何もない。 人間は善でも悪でもない、複雑で移り気なものだ。 自己批判は精神衛生のために不可欠である。
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生きるとは、たくさんの可能性を享受すること。 合理性の病に陥らないには、複雑性を認めて思いやりをもつ。 認識対象との結びつきについて問題意識を持つ。
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