商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | めこん |
| 発売年月日 | 2022/06/06 |
| JAN | 9784839603298 |
- 書籍
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日本の南進と大東亜共栄圏
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日本の南進と大東亜共栄圏
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竹内好はかつて日本の大東亜戦争について、アジアへの侵略戦争としては有罪、帝国主義間戦争としては無罪という意味のことを述べた。こうした評価は私に、大東亜戦争にも少しは取り柄があったのではないかとの思いをもたらした。 本書の最後の章で、日本の敗戦が契機となって東南アジア諸国が独立を果...
竹内好はかつて日本の大東亜戦争について、アジアへの侵略戦争としては有罪、帝国主義間戦争としては無罪という意味のことを述べた。こうした評価は私に、大東亜戦争にも少しは取り柄があったのではないかとの思いをもたらした。 本書の最後の章で、日本の敗戦が契機となって東南アジア諸国が独立を果たしたとしているが、日本の軍政が欧米のそれと比較して現地住民にとって遥かに過酷だったとも述べている。 かの戦争により、東南アジアに欧米帝国主義から解放したという見方が、そもそも東南アジア諸国の人々にはもちろんのこと、指導者層にとっても到底受け入れられないものであったという。 私も現地の軍政を取り仕切る将校の個性によっては、人々から感謝されることもあったのではないかと考えていたが、本書を読んで、なんの取り柄もなかったと思わざるを得なかった。 皇軍として恥ずべき食糧の現地調達。 現地の言葉として記憶されているロームシャ。 とてつもないインフレで庶民に生活苦をもたらした軍票。 著者は、皮肉を込めて大東亜共栄圏ならぬ「大東亜共苦圏」といっているが、これでは大東亜には片栄の国と片苦の国々しかなかったというべきではないか。 将来日本にとってこの地域が貴重なものとなっていくと思うが、「アジアの盟主として…」などと思い上がった考えは捨て去るべきだろう。
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