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Xの存在証明 科学捜査SDI係 宝島社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2022/06/07 |
JAN | 9784299030689 |
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Xの存在証明
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
化学メーカーの技術者が自宅で焼死。社内トラブルが原因か?並行して挟まれる、無戸籍の少年のエピソードは事件とどう繋がっていくのか?やりきれないラストだが、トリック、ストーリー共にとても面白かった!タイトルが秀逸。が、ミステリーとストーリー性のバランスや、キャラクターが弱く感じる点で...
化学メーカーの技術者が自宅で焼死。社内トラブルが原因か?並行して挟まれる、無戸籍の少年のエピソードは事件とどう繋がっていくのか?やりきれないラストだが、トリック、ストーリー共にとても面白かった!タイトルが秀逸。が、ミステリーとストーリー性のバランスや、キャラクターが弱く感じる点で、勿体なく感じた。特に本上は、登場時の印象深いキャラクターが活かせてないと思う。シリーズ一作目という事で次作に期待。
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Amazonの紹介より 化学メーカーの技術者・津田宗一が自宅で焼死した。 出火元は密室状態の室内。 警察は自殺を疑うが、捜査協力を仰いだ安全工学分野の大学教授・本上真理によって、遠隔操作での密室殺人を実現する 驚くべきトリックが明らかになる。 一方、父親のDVから逃れるために無戸...
Amazonの紹介より 化学メーカーの技術者・津田宗一が自宅で焼死した。 出火元は密室状態の室内。 警察は自殺を疑うが、捜査協力を仰いだ安全工学分野の大学教授・本上真理によって、遠隔操作での密室殺人を実現する 驚くべきトリックが明らかになる。 一方、父親のDVから逃れるために無戸籍児として生きることを余儀なくされた少年は、様々な壁に直面し――。 二つの事件が交錯するとき、悲痛な真相が浮かび上がる。 女ガリレオ版のような教授、不可解な密室殺人、無戸籍の青年などミステリーとしての魅力的な要素がいくつかあったのですが、詰め込みすぎて勿体無いなという印象がありました。 あらすじを見ずに読んでいたので、てっきり教授がメインの物語かなと思いました。ただ、意外と出演回数は低く、むしろ無戸籍についての問題点や現状、悲劇といった要素が前面に出ていたため、印象が霞んでしまいました。 そうすると、魅力的な密室殺人も勿体無いなとも思いました。せっかく遠隔操作で殺人というトリックが面白かったのにこちらも印象が薄く感じてしまいました。 物語の構成としては、 2つの物語に分けて、交互に進行していきます。一つは自宅で焼死した事件を捜査するケース、もう一方は、ある青年が体験する無戸籍による悲劇が描かれています。 前半の方では、全然2つの物語は無関係のように感じたのですが、中盤になっていくと段々と繋がりを見せてくれます。 2つの異なる出来事が、どのようにして繋がるのか。 「なるほど、こう繋がるのか。」といった驚きがあって、面白かったです。 また、科学的トリックや癖のある教授なども色んな驚きがありましたが、一番は無戸籍の青年の悲痛な叫びが印象深かったです。戸籍が無いだけで、様々な壁に直面する現実があることに言葉を失ってしまいました。 紙1枚だけで一生を変えることに、様々な事情があるかと思いますが、子供のためにも、色んな大人が対応していただきたいなと思いました。子供に罪はなく、どうしてこんなにまで悲劇を見なければいけないのか。読めば読むほど、あらゆる感情が渦巻きました。 そういった印象が強かった分、驚きのトリックや教授の登場は別の作品でも使ってもらい、シンプルな殺人でも良かったのかなと思いました。 想像以上に社会派なミステリーで、真剣に考えなければいけない案件であり、色んな方に読んでいただきたいなと思いました。
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