商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2022/05/26 |
| JAN | 9784087735192 |
- 書籍
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メアリ・ヴェントゥーラと第九王国
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メアリ・ヴェントゥーラと第九王国
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
プラスを初めて読むのに短編集からでいいのかとちょっと思いつつ、私は短編が一番好きなので。 マンスフィールド的な繊細さや会話の妙に加え、ふわふわと雲の中を歩いているような軽さと不安が漂う。一歩間違えると底を踏み外しそうな。実際、ほとんどの作品には死が現れる。表題作も、自立の物語にし...
プラスを初めて読むのに短編集からでいいのかとちょっと思いつつ、私は短編が一番好きなので。 マンスフィールド的な繊細さや会話の妙に加え、ふわふわと雲の中を歩いているような軽さと不安が漂う。一歩間違えると底を踏み外しそうな。実際、ほとんどの作品には死が現れる。表題作も、自立の物語にしては随分と不穏で(茶色の服装で黄緑の毛糸を編む女性は地母神的な存在に見えるし、メアリを「取り分」にしたのではないかと思われる)、プラス自身の人生を思うと何ともいえない気持ちになる。しかしメアリの決断の瞬間は輝かしいし、この不穏さと若さの入り混じった空気感は好き。
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シルヴィア・プラスの短篇集。 表題作の感想はFaber版に書いたので割愛。 ◆「ミスター・プレスコットが死んだ日」 ベンの「もう少し仲よくするんだったってそれだけ思うよ」「何かがなくなって、これで自由だって思うのに、気がつけばその何かが腹にしっかり居すわって俺のこと笑ってる...
シルヴィア・プラスの短篇集。 表題作の感想はFaber版に書いたので割愛。 ◆「ミスター・プレスコットが死んだ日」 ベンの「もう少し仲よくするんだったってそれだけ思うよ」「何かがなくなって、これで自由だって思うのに、気がつけばその何かが腹にしっかり居すわって俺のこと笑ってる」と言う台詞が印象深い。語り手の「あたし」が世間ずれしたような顔でつらつらと想像していた彼らの本心よりもずっと重層的で、ずっと素直な後悔のことばが「あたし」と読者の心にスッと鋭く入り込んでくる。 ◆「十五ドルのイーグル」 この話はあんまり好きじゃないけど、会話の雰囲気がルシア・ベルリンを連想させる。 ◆「ブロッサム・ストリートの娘たち」 病院で働く秘書たちの群像劇。これもルシア・ベルリンっぽい空気感。身近すぎる死のまわりを絶え間ないお喋りが包み込む。「ジョニー・パニックと夢聖書」と舞台が共通。 ◆「これでいいのだスーツ」 リフレインが気持ちいいお洒落な童話。小説にある死の気配を完璧に消し去っている。スーツは結局だれからの贈り物だったんだろう。お母さん? ◆「五十九番目の熊」 最後とてもスカッとした(笑)。文科系エリート優男のなかに潜むマチズモに焦点を当てている点が非常に今っぽい。自分がこんなふうに思っているということを見透かす目を持った妻が文才にも恵まれてるなんて恐ろしすぎる。 ◆「ジョニー・パニックと夢聖書」 私はこれが一番好き!明らかに精神が堕ちちゃってるなーという作風の変化ぶりなんだけど、夢診断なんかじゃなくお話として夢の話を聞くのが好きだった子どものころのときめきを思いださせてくれるのが幻想小説だよなぁ、と。他人に代わってふさわしい夢を考えるというところもおこがましくていい。津原泰水の幽明志怪シリーズっぽくもあるな。 ◆「みなこの世にない人たち」 これは皆川博子の「メキシコのメロンパン」を思いだした。死に限りなく近しい日常を送る老人たちの語らい。恩田陸もこの手の話を書くけど、老人が先に死んだ人の昔話をぺちゃくちゃしゃべってる小説って楽しいよなぁ。
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どこか死と狂気が付き纏うけれど とても綺麗でこわい 不思議な話 訳者の人が1番て言った話が私も好き ハリケーンが来る病院 受付の人が癌でって
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