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発注いただきました! 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/06/17 |
JAN | 9784087443943 |
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商品レビュー
3.7
67件のお客様レビュー
朝井リョウ初めて読む。若い人向けの作家さんかなーと思って遠慮してたけど、この本は小説家のお仕事垣間見れてすごく面白かった!小説家も個人事業主なんだなーと、ほんの少し身近に感じられる、お仕事本。
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※このレビューにはネタバレを含みます
企業とのタイアップや他の作品とのコラボで書いた文章集。発注内容→作品→コメント という構成が19本+新作短編。 超短編でも面白さあり。 個人的には朝井リョウさんにしては珍しい(?)恋愛テーマの「きっとあなたも騙される、告白の物語」が印象深い。 そして書き下ろしの「贋作」は朝井リョウさん味がすごい。切ないけど面白い。 そして毎回のごとく朝井リョウさんの本は書き留めておきたいフレーズが多いので、以下メモ。 ○蜜柑ひとつぶん外れて ーーーそうあるべきだと思われているルールから少し外れて、自分だけの楽しみ方を見つける。決められた道筋の通りに進むんじゃなくて、自分だけの歩き方を探し出す。私は、そういうふうに生きていたいんだ。 ○引金 ーーーこれまでは知らなかった自分のたくましさに触れることができて、感動さえしている。本当は二次会なんて行きたくないかもしれないけれど、二次会に行っている自分も味わってみたくて、ライターを握り締めつつ、どうにかあらゆることに参加してはやっぱり疲弊している自分を、応援したい。何かが変わったら変わったで、そんな自分をもっと愛せるようになるかもしれない自分に、期待すらしている。 ○介護の日 年金の日 ーーー生きていくこととはきっと、両てのひらに溢れていた自由を1つずつ、自分以外の誰かや何かに差し出し、無限にある選択肢を1つずつ減らしていくことなのだと思う。 ーーー自由を1つ差し出すたび、人はその空いたてのひらを守るべき何か、大切にしたい何かへ差し伸べている。 ーーー現在の自分を愛することはもちろん大切だ。だけど、現在の自分よりももっと愛することができる人やものに出会い、それらにいま手にしている自由や選択肢を差し出すの瞬間が、私はとても楽しみだ。 ○贋作 ーーー贋作ほど豪華な額縁に飾られるのは、仕方のないことかもしれない。程度の差はあれど、どんな人間だって膿んだ部分はあり、何かでそこを隠しながら生きている。もちろん自分だってそうだ。他人や社会から気に入られるよう装飾すること自体には、とやかく言うつもりはない。ただ、他者から何かを奪い取ってまで、自分の額縁を装飾しようとする行為ほど、浅はかなことはない。
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特異な場所で発表され、通常ではなかなかお目にかかれない小さな物語たちを集めるという構成自体がもう楽しい。 一つ一つの作品は短いけれど、全体ではかなりボリュームがあるので、途中で若干飽きそうになるのだけれど、やはりおもしろくて、あっという間に読み切った。 朝井さんの作品は、気になりながらも「桐島、部活やめるってよ」しか読んでいないので、他の作品も読んでみたくなる。
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