商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2022/05/23 |
| JAN | 9784120055362 |
- 書籍
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化物園
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商品レビュー
3.9
63件のお客様レビュー
サイコパスな人間と不思議が混じり合う5話とブラックファンタジー2篇。 最後の「音楽の子供たち」は面白かった。
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ケシヨウという存在を巡る人間たちの短編集。あくまでも主人公は人間なのが面白い。手塚治虫の火の鳥を思い出すような構成で、短編集それぞれ、繋げて、で二度美味しい。 淡々と話し手から物語を語られているような文章が魅力的で、特に悪い人間の衝動的な考えの表現が好きだった。四話目の書き出しが...
ケシヨウという存在を巡る人間たちの短編集。あくまでも主人公は人間なのが面白い。手塚治虫の火の鳥を思い出すような構成で、短編集それぞれ、繋げて、で二度美味しい。 淡々と話し手から物語を語られているような文章が魅力的で、特に悪い人間の衝動的な考えの表現が好きだった。四話目の書き出しが「最低の人間ばかりがでてくる短編集を三話ほど読んだところで、脳が疲れてきた」と皮肉が効いているのが一番悪くてクスっとする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3.5 装丁がまず魅力的だった 猿のような動物が描かれた真っ黒な表紙を開くと、 血のように赤いページにタイトルが書かれている。 他の感想でもみたように、時代が現代から遡るように話の順番が構成されている。恒川光太郎さんの作品はやはり構成に大きな特徴があると思う。徐々にその世界観に導かれる感覚は他では味わえない。 「ケシヨウ」という不思議な生き物についての物語だった。ケシヨウは姿を変えてさまざまな場面で登場するが、必ずしもそれと気づける訳ではなかった。 「風のない夕暮れ、狐たちと」 前の話でも一瞬登場した久多可がキーパーソンとしてまた出てくるのでどきどきした。田舎にある館と取り残された息子に食えないなんでも屋。どれもが不思議な雰囲気を醸し出していて、飲み込まれそうだ。 「音楽の子供たち」 最後の方は嫌な人間が出てこない構成になっていた。最後であるこの物語はファンタジー要素が強く、他とは違う雰囲気が新鮮だった。今までのケシヨウとは違い、血肉以外を求めていた。きっと長生きしてきたんだろう。 やっぱり「草祭」のときの衝撃は超えてこなかった。同じ「場所」か、同じ「生き物」を描くかで随分印象が違ってくるなと思った。もう少し物語同士で重なる部分があったらなと思う。
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