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まっとうな人生
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まっとうな人生

絲山秋子(著者)

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まっとうな人生

1,892

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/05/18
JAN 9784309030364

まっとうな人生

¥1,892

商品レビュー

3.8

53件のお客様レビュー

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2024/09/17

花ちゃんとなごやんが「まっとうな人生」なんて…置いていかないで、私と一緒に逃げ続けようぜ…という気持ちで読み始めた本。 花ちゃんもなごやんも結婚して新しい家族と生活を持っている。マジか。偶然再会する2人。マジか。 始まるコロナ禍と、交流と、家族と、ただ毎日が過ぎていくだけを描い...

花ちゃんとなごやんが「まっとうな人生」なんて…置いていかないで、私と一緒に逃げ続けようぜ…という気持ちで読み始めた本。 花ちゃんもなごやんも結婚して新しい家族と生活を持っている。マジか。偶然再会する2人。マジか。 始まるコロナ禍と、交流と、家族と、ただ毎日が過ぎていくだけを描いた小説でした。でもそれが人生というか、まっとうに生きるってなんだろうなあと、私も思いました。1日1日を積み重ねるしかないんだろうな。 こういう、特に大きな事件が起こらない小説って眠くなってしまう(得意じゃない)のですが、絲山先生の文章は本当にスッと入ってくる。不思議。くそたわけからまだ2冊目だけれど、やっぱり好きかもと思った。オシャレじゃない、カッコつけてない、別にエモくない「繊細さ」。それをそのままの形で味わえる気がする。 私は福岡は分かるが富山の辺りは全くの無知で、地元民が読んだらそういう意味でもより楽しいんじゃないかなと思いました。 「昭和の男(失礼)」も一部感じたがアキオちゃんは素敵な人だったし、なにより娘の佳音ちゃんがキュートだった。清涼剤みたいな感じ。下品な言い方かもしれないが、花ちゃん、子育て大成功だよ、と心の中で拍手を送った。

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2024/03/12

なんか逃げた話読んだなあと思ってたらその(一応)続編だった。でも知らなくても問題ない。 絲山秋子がかく地方がほんとにほんとに好き。一人称の語りに時折まざる博多弁?が「たびのひと」感をましていて、でも別に疎外されてるわけでもない。あの感じ、めちゃわかる。あと一番わかって笑っちゃった...

なんか逃げた話読んだなあと思ってたらその(一応)続編だった。でも知らなくても問題ない。 絲山秋子がかく地方がほんとにほんとに好き。一人称の語りに時折まざる博多弁?が「たびのひと」感をましていて、でも別に疎外されてるわけでもない。あの感じ、めちゃわかる。あと一番わかって笑っちゃったのは、夫が抱く金沢コンプレックス。私は富山にいるわけじゃないけど、他県・他市に抱くアレ、ほんとあるある。 もしかしたら絲山秋子はずっとどこでも「たびのひと」と思いながら生きてるのかもしれないなあ。というか、作家ってそういう「他者の目」を持ってる人のことなのかもしれない。

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2024/02/19

「逃亡くそたわけ」の続編といえば続編。本作単品でも十分に面白いが、前作を読んでいるとより細かいところの意味合いが感じ取れる。 一言でいうと家族の小説。ちょっと詳しくいうと家族を含めた様々な世代の老若男女のコミュニケーションの難しさ、大切さを問う小説。 最後の章は特に含蓄に富んだセ...

「逃亡くそたわけ」の続編といえば続編。本作単品でも十分に面白いが、前作を読んでいるとより細かいところの意味合いが感じ取れる。 一言でいうと家族の小説。ちょっと詳しくいうと家族を含めた様々な世代の老若男女のコミュニケーションの難しさ、大切さを問う小説。 最後の章は特に含蓄に富んだセリフが続く。 主人公の娘がある意味この小説のキーパーソン。発想や発言が非常に魅力的でキュートな女の子だ。この子の視線、この子が主人公の小説が読みたくなる。

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