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歴史と理論からの社会学入門
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歴史と理論からの社会学入門

木村至聖(著者)

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歴史と理論からの社会学入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ナカニシヤ出版
発売年月日 2022/04/27
JAN 9784779516344

歴史と理論からの社会学入門

¥2,860

商品レビュー

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2024/08/14

社会学の展開及びこれからの展望を、行為論、構造論、相互作用論というトピックを軸に解説してくれる。大学講義を意識したですます調で記述されているので、とかっかりやすい。 ウエーバーやデュルケムといった社会学黎明期の偉人たちが生み出した社会学という学問は、相互の理論を組み込みながら行...

社会学の展開及びこれからの展望を、行為論、構造論、相互作用論というトピックを軸に解説してくれる。大学講義を意識したですます調で記述されているので、とかっかりやすい。 ウエーバーやデュルケムといった社会学黎明期の偉人たちが生み出した社会学という学問は、相互の理論を組み込みながら行為-構造の枠を超越した理論へと現代は展開しているのでな、と。 社会というものは物質的にその場に不変の形で存在しているのではなく、時代ごとにその姿は変容する。その時代ごとに暮らしを営む人間の価値観や求める理想像が異なるから。現代の「社会学」とはどのようなものなのか、個人的に深めていきたいテーマの一つとして取り組もうという思い。 大学生を念頭に初学者に対する入門書なので、さらに理解を深めるための推薦図書を各テーマごとに挙げてくれているのはありがたい。

Posted by ブクログ

2022/08/10

関西大学のオンライン講義の内容がベース。歴史が中心で理論のパートは少ないが、講義をイメージしてか「です・ます調」で書かれており、教科書的ではあるが読みやすくてわかりやすい。 「社会学」は社会を説明する学問だが、以下の3つの課題により説明する困難が伴うので、各々に適用されるアプロー...

関西大学のオンライン講義の内容がベース。歴史が中心で理論のパートは少ないが、講義をイメージしてか「です・ます調」で書かれており、教科書的ではあるが読みやすくてわかりやすい。 「社会学」は社会を説明する学問だが、以下の3つの課題により説明する困難が伴うので、各々に適用されるアプローチを解説するというのが全体の流れ 1,外側から観察できない→行為論・構造論 2,常に変化し続ける→相互作用論 3,複雑(複合的)なものである→システム論・界理論 その他、フーコーやANT(連関の社会学)も紹介。 ちなみに本書を教科書に使おうとする場合、著者からサポート資料(レジュメやテスト問題等々)が貰えるようである。尚、P6にAI(人口知能)という誤植があるので、次版では直した方がよい。

Posted by ブクログ

2022/07/02

序章 自由に生きるために  1 社会学とは何か  2 何のために社会学を学ぶのか  3 社会学前夜─マルクスと経済学  【文献案内】 第Ⅰ部 近代社会の確立と帝国主義の時代 第1章 社会は行為でできている(行為論1)  1 ウェーバーとその時代  2 理解社会学と行為の4類...

序章 自由に生きるために  1 社会学とは何か  2 何のために社会学を学ぶのか  3 社会学前夜─マルクスと経済学  【文献案内】 第Ⅰ部 近代社会の確立と帝国主義の時代 第1章 社会は行為でできている(行為論1)  1 ウェーバーとその時代  2 理解社会学と行為の4類型  3 ミクロからマクロへ  【文献案内】 第2章 社会をモノとしてみる(構造論1)  1 デュルケムとその時代  2 モノとしての社会  3 道徳の源泉としての社会  【文献案内】 第3章 社会はプロセスである(相互作用論1)  1 ジンメルとその時代  2 形式社会学の考え方  3 ジンメル社会学の影響  【文献案内】 幕間1 「不自由」であることに気づく(イデオロギー論1)  1 イデオロギーとイデオロギー装置  2 イデオロギーからは逃れられない  3 イデオロギーとしての科学  【文献案内】 第Ⅱ部 世界戦争とイデオロギー対立の時代 第4章 なぜ社会が成り立つのか(行為論2)  1 〈危機〉の時代の2人の社会学者  2 行為の主意主義的理論  3 パーソンズ批判の展開  【文献案内】 第5章 構造と機能というアイディア(構造論2)  1 パーソンズの構造機能主義  2 パーソンズからマートンへ  3 ルーマンの等価機能主義  【文献案内】 第6章 意味をめぐる相互作用としての社会(相互作用論2)  1 現象学的社会学  2 シンボリック相互作用論  3 参与観察という方法  【文献案内】 幕間2 「自由」と「社会」の変質(イデオロギー論2)  1 イデオロギーの終焉?  2 現代政治の対立軸  3 イギリスの場合  【文献案内】 第Ⅲ部 近代社会の変質と多元化の時代 第7章 複合化する行為(行為論3)  1 合理的選択理論  2 コミュニケーション的行為  3 身体化された行為  【文献案内】 第8章 私たちが生きる近代とは(構造論3)  1 再帰的近代  2 リスク社会  3 リキッド・モダニティ  【文献案内】 第9章 プロセスを捉える様々な枠組み(相互作用論3)  1 贈与と交換の理論  2 ドラマトゥルギー  3 エスノメソドロジーと社会構築主義  【文献案内】 第Ⅳ部 社会学理論の展開 第10章 複雑な社会をどう捉えるか(社会学理論の展開1)  1 ブルデュー――行為と構造の関係の再規定  2 ルーマン─行為からコミュニケーションへ  3 ブルデュー×ルーマンからの展望  【文献案内】 第11章 複雑な社会をどう生きるか(社会学理論の展開2)  1 前期フーコー――「あたりまえ」の歴史をさかのぼる  2 後期フーコー――「生きづらさ」の正体  3 ANT─もう一つの社会学  【文献案内】 終章 複雑な社会を,複雑なまま  1 本書のまとめ  2 「私の社会学」から「あなたの社会学」へ  3 まとめ,のその先  【文献案内】

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