商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/04/21 |
JAN | 9784086804417 |
- 書籍
- 文庫
後宮の烏(7)
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後宮の烏(7)
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商品レビュー
3.7
104件のお客様レビュー
友と呼びたい
高俊は寿雪に対して「せめて友と呼びたい」と言った。それに相応しい締めくくり。下手にくっつかなくてホッとした。 サナメ兄弟の話。羊舌氏の絡みは良かった。ハッピーエンドだな。そうか、隠居しろって自殺しろって意味だったのか。 欒氏も羊舌氏も古代中国の晋公室からの分家。有名な羊舌キツ...
高俊は寿雪に対して「せめて友と呼びたい」と言った。それに相応しい締めくくり。下手にくっつかなくてホッとした。 サナメ兄弟の話。羊舌氏の絡みは良かった。ハッピーエンドだな。そうか、隠居しろって自殺しろって意味だったのか。 欒氏も羊舌氏も古代中国の晋公室からの分家。有名な羊舌キツ(月偏+八の下に十))という人がいる。この韻を踏んでいるのかと思ったら、やっぱりだった。爽やかな読後感。
ユスト
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでいて「えっこれ本当に完結巻なの?」って感じなくらい寿雪が出てこない巻だった。主人公はサナメ兄妹かな?って感じ。北辺山脈の話が主軸になっていた様に思う。ずっと恐れられていた鼇の神と烏漣娘娘との闘いも思っていたよりもあっさりと勝負がついてしまって物足りない。寿雪は最後海商になっていったし、九九、温螢、淡海がそれに着いていっているのも良いのだがその状態になるまでの経緯ややり取りが見たかった。。衛青と温螢のやり取りとか。。そして結局冬の王とはなんだったのだろう。寿雪は自由になれたが高峻はずっとあの世界にいたのかと思うと心苦しい。寿雪がいた時はあんなに夜明宮に通っていたのに。。前半のスケールを考えるとなんだかもう少し別の終わり方があっても良い様な気がする。 全体的にはとても面白かったし、初めて中華物を読んだけど世界観が美しくて圧倒された。これを機に他の作品も読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「縛るもの」から解き放たれて。 烏の半身が戻り、神々の戦いに決着が付いた。そのことによって寿雪は烏妃ではなくなり、王宮を出る。寿雪が海商になったのは想像していなかったが、好奇心は旺盛で度胸もあるから似合うと思った。九九や温螢、淡海が一緒にいるのもいい。晨に関しては、暗いエピローグとなり亘や亮と一緒に心配したが、甥に当たる皇太子との出会いで心が救われたようでよかった。ところでやっぱり亮は愛すべき奴である。奥さんとのエピソードがかわいい。亘も幸せそうでよかった。 まだまだ彼ら彼女らの話を読んでいたいが、これで完結である。ラストがちょっと駆け足に感じてもったいない。でも勢いのままにハッピーエンドでまとまったのでよいと思う。
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