商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/04/18 |
JAN | 9784006004491 |
- 書籍
- 文庫
ヨーロッパ覇権以前(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ヨーロッパ覇権以前(下)
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
続いて下巻。 まずは、エジプト、マムルーク朝下のカイロ。イスラムと商取引について、コンメンダ、貨幣と信用取引、カーリミー商人等々解説があるのだが、正直この辺りについて十分理解出来なかった。 続いてアジアの海上交易について。アラビア海、インド洋、南シナ海の3つの回路。 こ...
続いて下巻。 まずは、エジプト、マムルーク朝下のカイロ。イスラムと商取引について、コンメンダ、貨幣と信用取引、カーリミー商人等々解説があるのだが、正直この辺りについて十分理解出来なかった。 続いてアジアの海上交易について。アラビア海、インド洋、南シナ海の3つの回路。 この辺り、ポルトガル来航以前のインドとアラブの交易の具体相は良く知らなかったし、まして東南アジア海峡における中国、インドとのつながりの細目などはほとんど知らなかったので、勉強になった。 最後の第11章は、「13世紀世界システムの再構成」という題で、なぜ世界システムは崩壊したのかを問う。 そもそも13世紀世界システムが存在したと言えるかどうかとの批判もあるようだが、グローバルな視点での世界の見方を教えてくれる、とても知的関心を呼び起こす書だと思う。
Posted by