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学問論 岩波文庫青 631-1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/04/18 |
JAN | 9784003363195 |
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学問論
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学問論
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後世への影響として非常に重要な書だとは思うが、最早、「学問における真理の追求」や「大学の独立性」などの価値観が所与のものとして育った人間としては、当たり前のことを同義反復しているようにも見えてしまう。しかし、順序が逆なのであり、こうした論究があって、今がある、というように読むべき...
後世への影響として非常に重要な書だとは思うが、最早、「学問における真理の追求」や「大学の独立性」などの価値観が所与のものとして育った人間としては、当たり前のことを同義反復しているようにも見えてしまう。しかし、順序が逆なのであり、こうした論究があって、今がある、というように読むべきものなのだろう。 シェリングは、大学が国家の関与から独立すべき事。すべての学問の中心に哲学や倫理観を位置づけるべき事。その上で、学問自体を即実用性を求める実学に偏らせず、かつ普遍的な真理を探究すべきと考えた。個人の宗教観や歴史認識から切り離して学問をする、という事がその時代には難しい事だったろうと思う。現代においてさえ、社会的文脈に特に、人文、歴史、法学は左右されると事も大きい。シェリング自身が無神論者であるのかは語られないが、仮に無神論であっても、特定の信仰や習慣と切り離した真理などは、追究し得ないような気もする。つまり、学問における「理想・目標の設定」という事で、少なくとも文系学問においては、完全に独立して思考する、完全に公正なものという領域はあり得ないのではないか。理系学問における自然法則は普遍的ではあるが、こちらについても、それらを具現化した製品、メカニズムを社会に組み込むべきか、例えば、核分裂の技術をどう扱うか、はやはり社会的文脈によるのだろう。 故に「納得感」を導く社会学が発展し、公平性やら、それに伴う法理ルール、選挙や統治制度などの制度設計やメディア論などに繋がっていく。流石の古典、考えさせられる一冊ではあったが、少し読みにくかった。
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第一講 学問の絶対的な概念について 第二講 大学の学問的および道徳的使命について 第三講 大学における研究の最初の前提について 第四講 純粋な理性学である数学と哲学一般の研究について 第五講 哲学の研究に対して通常なされる非難について 第六講 とくに哲学の研究について 第七講 哲...
第一講 学問の絶対的な概念について 第二講 大学の学問的および道徳的使命について 第三講 大学における研究の最初の前提について 第四講 純粋な理性学である数学と哲学一般の研究について 第五講 哲学の研究に対して通常なされる非難について 第六講 とくに哲学の研究について 第七講 哲学にとって外的ないくつかの対立、とくに事実的な学問との対立について 第八講 キリスト教の歴史的構成について 第九講 神学の研究について 第十講 歴史学ならびに法学の研究について 第十一講 自然学一般について 第十二講 物理学と化学の研究について 第十三講 医学および有機的自然論一般の研究について 第十四講 芸術学について――大学における学問研究との関わりにおいて シェリング『学問論』の成立と背景……(西川富雄)
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