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夕凪の街 桜の国(新装版) ゼノンCDX

こうの史代(著者)

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¥726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 コアミックス
発売年月日 2022/04/20
JAN 9784867203699

夕凪の街 桜の国(新装版)

¥726

商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/09/02

とっても胸が苦しくなった。 でも、読まなくてはいけないものだと思う。 日本人が、世界の人が読むべき漫画。

Posted by ブクログ

2023/07/02

『この世界の片隅で』が(少なくとも直接的には)被爆しなかった家族の物語であるとすれば、こちらは被爆した家族とその後世の物語です。どちらも見事な距離感――広島出身で東京在住の作者による距離感――をもって描かれています。伝えるというより伝わる描き方といえばよいでしょうか。 被爆した...

『この世界の片隅で』が(少なくとも直接的には)被爆しなかった家族の物語であるとすれば、こちらは被爆した家族とその後世の物語です。どちらも見事な距離感――広島出身で東京在住の作者による距離感――をもって描かれています。伝えるというより伝わる描き方といえばよいでしょうか。 被爆した当時、そして10年後、さらに次世代、さらに次世代。この時間の経過によって変わったこと・変わらなかったこと。ページをめくるごとに読者は、時に感じ入り、時に考え込むでしょう。個人的には、被爆とはまさに心身の問題であることに気付かされます。なにかを暴力的にされることで心と体に半永久的に負わされる傷こそが「被爆」することであることを。 「この話はまだ終わりません」と『夕凪の街』の終わりで語られます。「何度夕凪が終わっても終わっていません」。その意味は、『桜の国』を読めばわかることでしょう。

Posted by ブクログ

2023/01/07

この漫画を読むのは2回目。 「この世界の片隅に」を観にいく機会となった作品。 読んだ当初は「夕凪の街」が印象深く、「桜の国」はあまり覚えていないくらいだった。 終戦10年後。 被爆した娘と母。 見よう見まねで服を作ること、草履を編むこと。 こうのさんの生活風習の描写は何気な...

この漫画を読むのは2回目。 「この世界の片隅に」を観にいく機会となった作品。 読んだ当初は「夕凪の街」が印象深く、「桜の国」はあまり覚えていないくらいだった。 終戦10年後。 被爆した娘と母。 見よう見まねで服を作ること、草履を編むこと。 こうのさんの生活風習の描写は何気ないけれど、自分たちで何かを作っていく、その生活には憧れる。 原爆スラムと呼ばれた場所。 ストーリーに直接絡むことはないが、そこで暮らしていた人たちの生きにくさを、一コマの中に忍ばせる。 笑顔で談笑するスラムの住民たちと、「立ち退き反対」の張り紙。 漫画としての書き込みのこだわりが見える。 説明されることはないが、こうした何気ない一コマに、調査のあとが見られる。 原爆が落とされた当時がフラッシュバッグされ、原爆症に苦しむ描写が、読後に尾を引く。 悲しい話ではあるが、当事者の生活を蝕んだであろう原爆の毒と影に、胸が疼く。 説教は一切ないが、抜けない針を刺されてしまった感覚が残る。 たぶん、こうの史代の狙い通りで、どう考えるべきかと思うことが大切なのだろう。 当時の人たちの生活、苦しみ、そして今も続く苦悩を、知らずにさ生きられなくさせられる。 桜の国のほうは、被爆2世の話である。 家族が亡くなることも苦しいが、被爆の影響が目に見えないからこその不安を伝える。 辛いことや、苦しいこと、消し去りたいこと、抱え切れない胸の痛みを、キャラクターの動作や表情、何気ない台詞が伝えてくる。 とくに、こうのさんの描くキャラクターの表情が好き。 かわいらしいけれど、芯が強い感じがする。 そしてちゃんと人間的な毒の部分も持っている。 辛いことがあったとき、もっとわぁとか泣いたり、喚いたりしてくれれば、わかりやすいのに、こうのさんのキャラクターはそんなことせず、日常をそのまま続けてしまう。 その胸中を思って、また胸が痛む。 辛いことも、不安も続く。 それでも生活して、生きていくしかない。 あたたかい一コマも、つらい一コマも、絵の一つ一つを大切に読んだ。 決して軽い気持ちで読むことはできないけれど、たくさんの人と、この痛みを共有したい。

Posted by ブクログ

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