バイオマスプラスチック 基礎から最前線まで知りつくす

日本有機資源協会(編者)

• 販売会社／発売会社: 環境新聞社
• 発売年月日: 2022/03/30
• JAN: 9784860184124

商品レビュー

2025/05/03

【メモ】
1. そもそもバイオマスとは
・農作物、樹木、藻類、稲わら、家畜排せつ物、食品廃棄物、下水汚泥などをバイオマスという（原料バイオマスと呼ぶこともある）
・カーボンニュートラルの考え（LCAで評価）
2. プラスチックってどんなもの
・ポリマー成形加工品またはその原料のこと
3. バイオマスプラスチックについて知ろう
・バイオマスを原料として作られたプラスチック
・2003年バイオマス・ニッポン総合戦略の中で定義？
・生分解性プラスチック＋バイオマスプラスチック＝バイオプラスチック
4. バイオマスプラスチックの種類と使いみち
・化学合成系→バイオPE、バイオPET、PLA
・天然物利用系→バイオマス／プラスチック複合化系
・バイオ合成系→PHA
5. バイオマスプラスチック原料の生産現場
・サトウキビ（ブラジル）、トウモロコシ（アメリカ）
6. バイオマスプラスチックの製造現場
・PLAやPE（王子HD）、バイオPP（三井化学）、PHBH（カネカ）
7. バイオマスプラスチック製品あれこれ
・ごみ袋（大倉工業）、ワンウェイ食品容器（リスパック）、米由来（バイオマスレジン南魚沼）
8. バイオマスプラスチックはどんな環境配慮をしているか
9. バイオマスプラスチックのリサイクル方法と優先順位
10. バイオマスプラスチックの技術開発の歴史と展望
11. バイオマスプラスチックに関する国の戦略や取組
・2019年プラスチック資源循環戦略→2021年プラスチック資源循環法
・CEへの移行に向け、2021年バイオプラスチック導入ロードマップ
・バイオプラ関係団体→日本有機資源協会、日本バイオマス製品推進協議会、日本バイオプラスチック協会

【感想】
　本書は、（一社）日本有機資源協会（JORA）という団体が企画・編集されたものである。タイトルのとおり、バイオマスプラスチックの基礎的知識から製品事例、国の戦略等幅広く解説されていて、一通りの知識を得るのに有用であったと思う。

2025/01/22

詳細は、あとりえ「パ･そ･ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
→　https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1832.html

2024/09/16

わかりやすくまとまっているが2.3回読まないと理解が深まらない。
バイオマスプラスチックの基礎や国の戦略などは大まか理解したので、バイオマスプラスチック関連を勉強するときに復習したい。