商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/04/11 |
JAN | 9784480511195 |
- 書籍
- 文庫
世界をつくった貿易商人
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世界をつくった貿易商人
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イタリアのミクロストリアがのこしたたくさんの遺産 地中海はなぜまだ重要なのか どのような種類の経済史とビジネスストーリーなのか 第1章 商業書簡―世界をどう知るのか 1つの商館が、商業書簡によって創設される 第2章 ルネサンス期のフィレンツェと資本主義の起源―ビジネスヒストリーか...
イタリアのミクロストリアがのこしたたくさんの遺産 地中海はなぜまだ重要なのか どのような種類の経済史とビジネスストーリーなのか 第1章 商業書簡―世界をどう知るのか 1つの商館が、商業書簡によって創設される 第2章 ルネサンス期のフィレンツェと資本主義の起源―ビジネスヒストリーからの視点 第3章 大西洋を越えて―商業組織の比較へ 第4章 結婚と商業―セファルディムとアルメニア人の比較 第5章 グローバルヒストリーの時代にイタリアのミクロストリアに未来はあるのか 第6章 ルネサンスのイタリアとムスリム―二つの文明の融合
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本書の各論文は30〜40ページほど、論旨も明快なのだが、正直、取り上げられているテーマが、セファルディムと交易、合名会社、合資会社が当時の経済社会において採られていた状況など、あまり馴染みのないものだったので、何と言って良いか難しい。 その点で、冒頭に付された「訳者解説」と...
本書の各論文は30〜40ページほど、論旨も明快なのだが、正直、取り上げられているテーマが、セファルディムと交易、合名会社、合資会社が当時の経済社会において採られていた状況など、あまり馴染みのないものだったので、何と言って良いか難しい。 その点で、冒頭に付された「訳者解説」と、著者自身による「日本の読者のみなさんへ」は、本書の意義及びミクロストリアとはどのようなものなのかを知る上で、大変参考になる。特に、「第5章 グローバルヒストリーの時代にイタリアのミクロストリアに未来はあるのか」は、歴史学におけるミクロとマクロの分析の関係を鋭く説いている。 一般読者からすると、グローバルヒストリーは新たな視点を与えてくれ、また読んでいて面白い作品も多いのだが、ミクロストリアの世界はまた別の形で歴史の細部を生き生きと描いているように思われる。一読では歯が立たなかったが、いつか再読してみたい。
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