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八本目の槍 新潮文庫
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八本目の槍 新潮文庫

今村翔吾(著者)

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八本目の槍 新潮文庫

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/04/26
JAN 9784101039411

八本目の槍

¥935

商品レビュー

4.4

113件のお客様レビュー

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2022/06/08

最新史料に基づく新解釈の戦国絵巻!

2022年6月読了。 購入はずっと前だっが、楽しみに取っておいた…けど、「幸村を討て」で一気にこの作家の魅力に惹き付けられ、直ぐに読んだ。 新しく見付かった一次史料等も織り込ませて、もう書く事が無いだろうと云うくらいに沢山の小説や映画で取り上げられてきた秀吉~家康の時...

2022年6月読了。 購入はずっと前だっが、楽しみに取っておいた…けど、「幸村を討て」で一気にこの作家の魅力に惹き付けられ、直ぐに読んだ。 新しく見付かった一次史料等も織り込ませて、もう書く事が無いだろうと云うくらいに沢山の小説や映画で取り上げられてきた秀吉~家康の時代を、全く新しい発想・視点から描き出した、大変に優れた連作短編集である。 確かに「賤ケ岳七本槍」自体は有名だが、その一人一人に着目した小説は意外と少なかったかもしれない。 その七人の青春時代(出逢い)から人生や様々な想いに至るまでを緻密に描くことで、実はその七人と密接な関係に有った「八人目」の石田三成を、鮮烈なイメージで浮かび上がらせる、この手法は素晴らしかった。 主題の七人も、それぞれ複雑な事情やコンプレックスを抱えて何とか生き延びてきたが、過去を振り返る時には必ず傍には佐吉(=三成)が居て、「今にして思えば…」と感慨を持つ者や、「あの時自分が賛同してあげたら…」と後悔する者も居て、最後には「佐吉が、この日本と云う国に本当に必要だと云うもの」とは…が浮かび上がってくる結末には、気宇壮大な理想が表され、感嘆せずには居られなかった。 勿論、現実に石田三成がそんな「日本の未来は〇〇〇〇が良い」とまで考えていたとは、全く思わないが(その時点の南蛮国にすら欠片も無い思想)、何かと評価を貶められがちな彼であっても、これだけの事を実行し、後世の事まで考えていたのかもしれないと云う歴史小説ならではの浪漫は、読者の心を掴んで離さないだろう。 歴史小説の世界を全く新しい視点で照らし、「まだまだ我が国も(歴史も)捨てたもんじゃない」と思わせてくれた作者には、最大級の感謝を送りたい。 「幸村を討て」はかなりミステリーの要素が強かったので、本書は「これぞ新しい時代の歴史小説だ」と万人にお奨め出来る作品だと強く思った。

左衛門佐

2026/07/16

2020年第41回 吉川英治文学新人賞 2020年第8回 野村胡堂文学賞 石田三成を、賤ヶ岳七本槍と称された七人の武将の視点から描き、その人物像を浮かび上がらせていく、日本史ファンなら迷わず高く評価したくなる作品。 まず「賤ヶ岳七本槍」が誰なのかを検索するところから始まった、...

2020年第41回 吉川英治文学新人賞 2020年第8回 野村胡堂文学賞 石田三成を、賤ヶ岳七本槍と称された七人の武将の視点から描き、その人物像を浮かび上がらせていく、日本史ファンなら迷わず高く評価したくなる作品。 まず「賤ヶ岳七本槍」が誰なのかを検索するところから始まった、日本史ポンコツ(正確には武家社会特にポンコツ)の私は、残念ながら読書を存分に楽しむところまでは辿り着けませんでした。 それでも、豊臣家家臣として集った八人が、徳川家康という稀代の策士に翻弄されながらも、互いを認め合い、敬意を抱いていたことは十分に伝わってきます。 以前、時代小説と歴史小説の違いを教えていただきましたが、本作はその両方の魅力をあわせ持った作品なのではないかと思いました。史実を土台にしながら、その隙間を創作で埋めて人物像を立ち上げていく。その割合が分からず、途中から事実確認をするのを諦めてしまいましたが。 なぜ今年、この作品が新潮文庫の100冊なのか。もしかすると、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』を意識したタイミングなのかもしれません。 知らんけど。 実際、大河ドラマでは石田三成や賤ヶ岳七本槍が登場し始めており、豊臣政権への関心は高まっているらしいという事ですが。 見てないですけど。 ⭐︎は悩みました。 私が 通常であれば読む本ではないので それを自分の能力不足で評価はできないって事で。

Posted by ブクログ

2026/07/12

吉川英治文学新人賞受賞作品 石田三成がどれだけスーパーマンだったかが7人の武将の生き様から語られる7作の短編! 賤ヶ岳の七本槍と呼ばれた武将達が、それぞれの章でその出目から大名となるまで、さらに、それぞれの視点からみた関ヶ原とその後。 その中で語られる石田三成。 といった構成で...

吉川英治文学新人賞受賞作品 石田三成がどれだけスーパーマンだったかが7人の武将の生き様から語られる7作の短編! 賤ヶ岳の七本槍と呼ばれた武将達が、それぞれの章でその出目から大名となるまで、さらに、それぞれの視点からみた関ヶ原とその後。 その中で語られる石田三成。 といった構成です。 それぞれのエピソードが心打ちますが、その中で徐々に語られていく三成の想い、仕掛け。 本当にそこまで、当時考えていたのかどうかは分かりませんが、唸ってしまいますね。 戦を辞めるには 武士のあるべき姿とは 女性の参画 いまでいうPTSDへの対応 徳川へ仕掛けた経済戦 関ヶ原で考えていた戦の理 豊臣家を残す方策 うーーん、すごい 最後まで豊臣を守ろうとしていたその姿 市松の最後の一言に熱いものがこみ上げます。 これは、お勧め!

Posted by ブクログ

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