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入門微分積分 改訂版 放送大学教材
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入門微分積分 改訂版 放送大学教材

石崎克也(著者)

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入門微分積分 改訂版 放送大学教材

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 放送大学教育振興会/NHK出版
発売年月日 2022/03/20
JAN 9784595323546

入門微分積分 改訂版

¥3,520

商品レビュー

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2024/10/20

 大学でやるような微分積分を少し復習しようと思い本書を読みました。いわゆる解析学の基本的なところと1変数の微分積分を解説した教科書です。  本書は、公理から始める"ガチ"の解析学と、あまり数学的詳細には立ち入らない微積分のちょうど間くらいのレベルを比較的読みや...

 大学でやるような微分積分を少し復習しようと思い本書を読みました。いわゆる解析学の基本的なところと1変数の微分積分を解説した教科書です。  本書は、公理から始める"ガチ"の解析学と、あまり数学的詳細には立ち入らない微積分のちょうど間くらいのレベルを比較的読みやすく説明しています。例えばε-N/ε-δ論法やRiemann積分は導入されますが、あまり深入りせず多くの部分はある程度直観的な議論で説明されています。高度なことは「学びの扉」に記載されていて、直観的な説明のフォローもある程度行われています。積分の説明において不定積分を先に説明するのも印象的で、計算に慣れてからRiemann和の議論に挑めるのよい工夫と感じました。  それはそれとして、本書の工夫として、各章の最初に「*章の課題」という題目で課題が提示され、その章を学ぶことでその課題を解決できるようになるという構成があります。これは良い工夫とは思いますが、そもそもその章の内容を学ばないと課題そのものの記号や用語もわからないようになっています。そのため、個人的には著者が意図しているであろうほど効果的であるとは感じませんでした。良い教科書ではあるとと思うのですが、微積分にはより優れた競合も多く、放送大学生以外はあえてこのテキストを選ぶ理由もないのかなと思いました。 ※放送大学の授業のテキストとして使用しましたが、本感想は授業とは独立した書籍のみに対するものです。

Posted by ブクログ