商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 戎光祥出版 |
発売年月日 | 2022/03/18 |
JAN | 9784864034166 |
- 書籍
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図説 上杉謙信
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図説 上杉謙信
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プロローグ 越後長尾一族――謙信登場前史 第一部 〝軍神〟謙信の戦争 1 多士済々な家臣団と軍役/2 上杉軍団を構成する「衆」/3 軍事を支えた経済基盤/4 都市府中の支配と留守番役/5 戦国を代表する本城・春日山城/6 地方支配の拠点となった支城/7 義の武将像と越山/8 戦...
プロローグ 越後長尾一族――謙信登場前史 第一部 〝軍神〟謙信の戦争 1 多士済々な家臣団と軍役/2 上杉軍団を構成する「衆」/3 軍事を支えた経済基盤/4 都市府中の支配と留守番役/5 戦国を代表する本城・春日山城/6 地方支配の拠点となった支城/7 義の武将像と越山/8 戦争の拠り所となった信仰 第二部 上杉謙信の生涯 Ⅰ 誕生、長尾一族としての景虎 景虎誕生と越後を揺るがす享禄・天文の乱/長尾景虎の登場、断絶していた古志長尾氏を継承 Ⅱ 家督継承、越後国主への途 黒田秀忠の乱に対処するため春日山へ入城/景虎の兄・晴景の謎多き人物像/越後を二分する上田長尾氏との抗争 Ⅲ 上杉憲政の保護、はじめての上洛 北条氏に逐われた上杉憲政が越後に亡命/宿敵武田信玄と初めての激突、第一次川中島合戦/国主になるため上洛、後奈良天皇との邂逅 Ⅳ 国衆たちを救うため信濃へ出兵 長期の睨みあいとなった第二次川中島合戦/本気か演出か? 隠遁騒動と大熊朝秀の謀反/飯山領は渡せない! 高梨氏を援けた第三次川中島合戦/再度の上洛で足利義輝から破格の特権を与えられる Ⅴ 北条氏康・武田信玄との激突 長尾氏の悲願? 椎名康胤を後援し初めての越中出馬/関東を静謐に! 上杉憲政を奉戴し越山敢行/景虎猛攻! 北条氏を小田原城に追い詰める/二百五十名を超える侍の名簿・関東幕注文の世界/ついに激突! 永禄四年の川中島合戦/両雄一騎打ちと勝敗のゆくえ Ⅵ 最も頼りとする長尾政景を失う 永禄五年の越山、近衛前久との訣別/松山城失陥、血気にはやる若者たちを宥める/長尾政景死す、謀殺説の真相は!?/府中・上田・古志長尾家の関係/第五次川中島合戦と呼ばれる塩崎の対陣 Ⅶ 苦戦する関東・信濃戦線 原胤貞勢に猛攻をかけるも臼井城攻略に失敗/お膝元の危機! 葦名・武田勢が越後へ侵入/六度目となった永禄十年の川中島合戦/北条高広の離反、危機に陥った佐野在番衆が帰国/佐野・由良・里見、謙信を苦しめた難敵の国衆 Ⅷ 本庄繁長の乱、北条氏との同盟 武田氏に通じた本庄繁長が蜂起、揚北衆の去就は!?/総力戦となった村上城包囲、それに乗じた武田は駿府を占領/宿敵北条氏とまさかの同盟!? 越相一和のゆくえ/北条氏政は〝馬鹿者〟 同盟は早々に破綻 Ⅸ 織田信長と同盟を結ぶ 越中攻めを本格化、猛攻をかけ諸城を奪取/新進気鋭の信長と同盟、宿敵信玄は志半ばで病により急死 Ⅹ 相次ぐ関東諸将の離反 苦戦する金山城攻め、大水に阻まれ羽生城救援に失敗/関東の一大拠点・関宿城をめぐる葛藤 Ⅺ 時代を見据え、景勝に家督を譲与する 景勝への家督譲渡、序列を明確にする軍団整備/最後の越山、田畠を蹂躙し耕作不能に/苦節十六年、ついに越中・能登を平定 Ⅻ 手取川で織田勢を蹴散らすも、突然の死 決戦手取川! 柴田・滝川ら織田軍の精鋭を粉砕/野望潰える、越山準備中に突然おとずれた死 エピローグ その後の上杉氏――各所で祀られた謙信
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そうか、戦国ブームって、こういうところまで来ているのか。という観点から見て、とても興味深い本だった。県立図書館福袋で、図書館スタッフが「龍」関係で選んでくれた一冊。 専門書並みの詳しさがある一方で、カラーの図・写真がとっても豊富。私の興味外分野なので保証はできないけど、新潟県立...
そうか、戦国ブームって、こういうところまで来ているのか。という観点から見て、とても興味深い本だった。県立図書館福袋で、図書館スタッフが「龍」関係で選んでくれた一冊。 専門書並みの詳しさがある一方で、カラーの図・写真がとっても豊富。私の興味外分野なので保証はできないけど、新潟県立博物館や米沢上杉博物館にあるような資料やジオラマ、実際に歩いたゆかりの地の写真などが網羅されていて、上杉謙信ファンには必携と思われる。 2年前の出版で、最新の研究を踏まえている。「川中島合戦は5回じゃなくて6回であった」「義の武将というイメージは間違いである」等々を明らかにしてゆく。 それにしても、14歳で初陣を飾ってのち、49歳戦場で突然死するまで、毎年のように出陣に次ぐ出陣をしていた男だった。武田信玄のいる信濃だけでなく、北条氏政のいる関東へ、そしてこの前地震があった越中へ、何度も城を陥して支配地を広げたのである。「越後の龍」「軍神」たる所以である。謙信が地元の神社に戦勝祈願のために奉納したと伝えられる「上り龍下り龍の刺繍が施された旗」がある。意図は全くわからないが、爪が3本だった。最高位が5本とされているから、謙信は自らを神とは言いたくなかったのかな、とふと思った。 結局謙信の死後、後継の景勝は秀吉に忠誠を誓い、一旦大大名になるも、関ヶ原で敗れた後には、米沢藩に1/3の規模に縮小されて転封され、明治維新を迎える。世は無常である。
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外交を含めた「戦い」を焦点に、上杉謙信の生涯をたどる一冊。図説という形式上、主要な戦線である信濃・関東・北陸での動きが分かりやすい。一般的に武田信玄との対決が強調されがちではあるが、後半生では関東・越中の方が重要であった印象。
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