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この道の先に、いつもの赤毛
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この道の先に、いつもの赤毛

アン・タイラー(著者), 小川高義(訳者)

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この道の先に、いつもの赤毛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2022/03/16
JAN 9784152100917

この道の先に、いつもの赤毛

¥3,190

商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2025/09/14

波乱万丈でなんだかいろいろとめんどくさいことになるよりは、「ていねいな暮らし」と言えなくもない決まったルーティンをこなして、淡々と生活する方が平穏に過ごせる。波風なんてたくさん。 そんなことを思って暮らしていくうち、本来なら一回こっきりの錯覚(「アレ」を赤毛の人かと見間違うこと)...

波乱万丈でなんだかいろいろとめんどくさいことになるよりは、「ていねいな暮らし」と言えなくもない決まったルーティンをこなして、淡々と生活する方が平穏に過ごせる。波風なんてたくさん。 そんなことを思って暮らしていくうち、本来なら一回こっきりの錯覚(「アレ」を赤毛の人かと見間違うこと)までもが毎回の「お約束」になり、そのうち思考もがっちりと型にはまったものになり、いよいよ人生そのものが型通りになる。128ページのこのくだりにハッとさせられる。 どんなに規則正しく生きていたって、およそもらい事故みたいな他人絡みの厄介事に心ならずも関わることはある。それは自分のあずかり知らないこと。完璧を期するなんてもうヤメだ。 そんな「つらい心を抱えた人」になって、かつての恋人に会いに行くラストシーンが素敵だ。

Posted by ブクログ

2025/06/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

マイカのきっちりすぎる生活スタイル好きだなぁ。心地良い。こうやって丁寧に生きたい。 物語が進んでいくにつれて、マイカの完璧主義で潔癖なお堅い性格が目立たなくなっていってた。 急遽予定を変えてキャシーに会いに行くなんて、物語序盤のマイカでは考えられない。柔軟さが芽生えたよね。 ブリンクの訪問やキャシーとの別れみたいなトラブルの連続が、彼を変えたのかな。

Posted by ブクログ

2025/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一場面一場面が目に浮かぶ、Netflixドラマを見ているようなとても良い本でした。 独身男性っぽいなあと思わせる毎日が、淡々と同じように、でも少しずつ変化するような、繊細な描写です。 大きな変化があっても、すべて元通りの毎日に収束していく安心感と閉塞感がジワジワきます。 ラストは意外にも(!?)ハッピーエンド。とても楽しめました。

Posted by ブクログ