商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2022/03/16 |
JAN | 9784591173299 |
- 書籍
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博士の長靴
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博士の長靴
¥1,650
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商品レビュー
3.7
62件のお客様レビュー
気象学が専門のひい爺さんの若かりし頃の思い出話から、 そのひ孫が1人でひい爺さんの家に泊まりに来るまでの様 々な物語が描かれていますが、特に1999年に人類滅亡 するかもと言う噂がたった頃の話が懐かしく感じました。
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気象学にしか興味のない変わり者の博士とその一家を描いた連作短編です。 全部で6編有りますが、最初の短編には博士と奥さんの出会いが描かれ、その後、博士、息子、孫娘、ひ孫と対象を変えながら話が進んでいきます。 瀧羽さんは2冊目。最初に読んだ『株式会社ネバーラ北関東支社』の感想には「な...
気象学にしか興味のない変わり者の博士とその一家を描いた連作短編です。 全部で6編有りますが、最初の短編には博士と奥さんの出会いが描かれ、その後、博士、息子、孫娘、ひ孫と対象を変えながら話が進んでいきます。 瀧羽さんは2冊目。最初に読んだ『株式会社ネバーラ北関東支社』の感想には「なかなか楽しい物語です。ただ上のように”既視感”を感じるのは、ストーリーも人物設定も、どこかありふれたものだからでしょう(おデブ課長のカッコ良さはちょっと意外性がありましたが)。テレビドラマにでもしたら面白そうな作品です。」と書いています。とは言え、次の一冊に手が伸びるほどの印象は無く、そのまま放置してきた作家さん。最近、どこかで褒められているのを見て手を出す気になったのですが。。。 やっぱり1冊目と同じような感想ですね。悪い話じゃない。気象学にしか興味のない変わり者の博士を初め、登場人物の設定は良い。でもなんか薄い、あるいは軽い。スルスル読んで、後に何も残らない。やっぱりテレビドラマにしたら良いかも。そんな印象です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
気象学専門の学者、藤巻博士を取り巻く家族たちを登場人物にした連作短編。 いつも空を見て、雨が降ると全身に浴びたがるような藤巻博士は、母親から人との交わりを苦手をしていることを心配されるようなタイプの人なのだが、この博士が掲載1つめと最後の短編でとても良い雰囲気を醸し出すのだ。 ネタバレになるが、その最初と最後の小道具が長靴。作品の間には55年もの年月が流れていて、その間の家族たちの物語が間に挟まれている(不倫や中間管理職の悲哀など浮世のテーマ作品もある)短編を読んだら、この博士と長靴がガツンの効いてくる。 伏線を張って…というタイプの連作短編ではないのだが、こういう回収の仕方もあるんだなぁと感心する。非常に心地よい小説。 俺もこれからはメモ帳を持って暮らすとしよう。
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