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市塵(上) 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2022/02/28 |
| JAN | 9784101247274 |
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市塵(上)
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市塵(上)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
寺島の世界認識の……で、新井白石が取り上げられていたので、藤沢のこの本を求めた。浪人中、市井に私塾を開いて生計を立てていた白石が甲州徳川家に仕官したあたりから、将軍家のブレーンとなって政治を動かしたのち、失脚し再び市井に住まう人に戻るところまでが描かれている。市塵というタイトルは...
寺島の世界認識の……で、新井白石が取り上げられていたので、藤沢のこの本を求めた。浪人中、市井に私塾を開いて生計を立てていた白石が甲州徳川家に仕官したあたりから、将軍家のブレーンとなって政治を動かしたのち、失脚し再び市井に住まう人に戻るところまでが描かれている。市塵というタイトルはこのあたりから取られている。正徳の治時代が舞台で、内容としては地味だ。しかし白石の精神性は現代に通じるところがあり、面白くなって一気に読み終えた。描かれている白石は、妥協を許さない、論理の人である。そこに現代性を見た。
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もともと藤沢周平作品は好きなのですが、太平の世の「歴史物」は食指が動かずにおりました。が、数カ月前に近い時代の天地明察(沖方丁)を読んでいた事もあり、この時代の楽しさに目覚めそうです。下巻も楽しみ。
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実直な男性の長い日常を冗長にならず飽きさせず、季節の移ろいまでを感じながら読ませる。歴史の教科書には出てこない、この人の書く市井の人の話を読むのは本当に趣深くて、目の前に小説の中の人が動くよう。何かあると登城の心配までしてしまう。季節の移ろいだけではなく、朝から夕暮れまでの日の動...
実直な男性の長い日常を冗長にならず飽きさせず、季節の移ろいまでを感じながら読ませる。歴史の教科書には出てこない、この人の書く市井の人の話を読むのは本当に趣深くて、目の前に小説の中の人が動くよう。何かあると登城の心配までしてしまう。季節の移ろいだけではなく、朝から夕暮れまでの日の動きまで簡潔に書かれていて、電気のなかったこの時代を楽しむこともできる。下巻を読むのがとても楽しみ。
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