余命10年 memorial edition

小坂流加(著者)

• 販売会社／発売会社: 文芸社
• 発売年月日: 2022/03/02
• JAN: 9784286237299

商品レビュー

2023/10/12

看護学生の頃に読んだ一冊。

これからってときに余命宣告されて
夢半ばで亡くなってしまう。
読み終えても涙が止まらなかった。

これから看護師として働いていく中で
様々な患者さんやご家族に関わらせて頂くと思う。
若くして入院を余儀なくされている
子供の誕生や成長を見れないまま
仕事が軌道に乗ってきた矢先
やりたいコトを見つけて夢半ば、、、
どの人にも夢や希望があって
実現したくてもできない人がいる。
そのことを忘れずに生きていることに
感謝してこれから歩んでいこう。
そのように心に誓うことができました。

心がもやもやしたりしんどくなったら、、、
そうでなくてもまた読みたいです。

2023/06/30

人の命はとても儚いものなのだということを知った。和人は、主人公である茉莉を思いやり、最後まで真剣に理解しようと寄り添っていた。
和人はすごく優しい人だった。茉莉も人の気持ちを考えることの出来る人間で、最後の最後まで一生懸命に生き抜こうとしていた。その姿勢がかっこよくて素晴らしかった。

2022/11/11

心に残る、心に留めて生きていきたい言葉がいっぱいあった。ありきたりな言葉だけど今ある生に感謝して精一杯生きていきたいと思った。
私も20代で自分の将来とか、いわゆる「普通」の幸せを追い求めて焦ってたなぁ。人は人、焦る必要はないんだよって伝えてあげたい。あと病気の人の心情、なんとも儚く切ない心理描写はほんっとうにリアルに感じた。