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Pure 35歳、女性税理士が産廃会社を東証一部に上場させるまで
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Pure 35歳、女性税理士が産廃会社を東証一部に上場させるまで

加藤恵子(著者)

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Pure 35歳、女性税理士が産廃会社を東証一部に上場させるまで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎メディアコンサルティング/幻冬舎
発売年月日 2022/02/22
JAN 9784344937208

Pure 35歳、女性税理士が産廃会社を東証一部に上場させるまで

¥1,650

商品レビュー

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2023/01/11

税理士でありながら、上場請負人としてヘッドハントされ、「絶対に上場できない」といわれている産廃業者を東証1部まで上場させた女性経営者の挑戦の軌跡が赤裸々に記された書籍。これほど経営感覚に優れ、かつ組織内調整力を持った税理士がいたとは驚き。この人自身というよりこの女性社長を盛り立て...

税理士でありながら、上場請負人としてヘッドハントされ、「絶対に上場できない」といわれている産廃業者を東証1部まで上場させた女性経営者の挑戦の軌跡が赤裸々に記された書籍。これほど経営感覚に優れ、かつ組織内調整力を持った税理士がいたとは驚き。この人自身というよりこの女性社長を盛り立て支えてきた支援者が社内にいたというのが奇跡的というか美談を演出していると思う。 P33 また私は顧客に対して、プラスαの提案をするよう心掛けていました。その理由は、クライアントとの間に信頼関係を築くためです。与えられた税金計算だけで終わらせず、常に相手のメリットになるような提案をするのです。仕事に対する熱の入れようを傍で見ていた人たちからは「加藤さんみたいにクライアントに入り込んで仕事をする姿勢は評価で きるけど、それじゃあ身体がいくつあっても足りなくなるよ」と言われましたが、気持ちがブレることはありませんでした。「加藤さんは、クライアントの社長からの質問にすべて即答している。会社の内容をすべて把握していて、しかもパートナーのレビューからどんな税務上の質問を投げられてもすべて検討済みなので、必ず答えられる、そして自分の主張を押し通しているところがすごい」と、当時の部下が驚愕していたと、上司が教えてくれたこともあります。その上司からは「後にも先にも、トーマツにそんな税理士はいないよ」と褒めてもらえて、とてもう れしかったことを覚えています。 P143 私の座右の銘は道元禅師の「而今」です。道元禅師が修行時代、日中にきのこを干している老僧に出会ったときのエピソードから生まれた言葉です。 焼け付くような炎天下のなか、笠もかぶらず汗だくで仕事をしている老僧に、道元禅師は「なぜあなたがやるのですか?なぜこんな暑いなかにやるのですか?」と問いました。すると老僧からは「他人を当てにできるかどうかは分からない。 来るか来ないかわからない未来を待っても仕方がない。確信をもてるのは、今、自分が生きているこの一瞬だけなのだ」という答えが返ってきました。それにより道元禅師は己の至らなさを痛感したのです。 つまり、道元禅師は「過去や未来にとらわれず、今この瞬間に集中し心を向けて懸命に取り組むことこそ、事態を好転させる唯一の方法である」と説いているのです。それは私が若い頃からずっと大切にしてきたことなので、ストンと腹に落ちてきました。 P154 近年、「女性管理職比率30%」が政府の目標とされてきましたが、数値目標を達成することに照準を合わせると、逆差別が生まれかねません。例えば、より優秀で管理職にふさわしい男性がいるにもかかわらず、数を合わせるためだけに女性を登用するのは避けるべきです。むしろそうやって下駄を履かせるような扱いは、頑張ってきた女性に対して失礼です。個々の実力に見合う評価をすることが、社員にも会社にもプラスになるのです。 確かに女性は妊娠や出産、育児等のライフイベントが多いので、それによる不利益を被らないような対応は企業として準備すべきです。しかし、だからといって女性だけを優遇するのはおかしい、あくまでも「機会の平等」は担保されるべきなのです。 これは上場企業のあるべき姿を求めているからというより、子どもの頃からズルやえこひいきなどが大嫌いだった、私自身の性格に由来するものです。 だから、社内でも自分(の部署)だけいい思いをしようとする動きを見つけると、私は即刻メスを入れます。もしもほっておくとその傾向は増長し、必ず不正につながるからです。 P189 私たちにとって「上場企業」というステータスは、産廃業界に対する黒いイメージを塗り替えるためには欠かせない〝白い絵の具〟でした。なぜ私が一切の不備がない完全無欠の資料作りにこだわったか、なぜ「全社チェック」をしてまで反社会的勢力との関係がないことを証明しようとしたのか、なぜ私たちがワークライフバランスを実現できる働きやすい環境作りを進めてきたか・・・・・・それらの問いに対する答えはすべて同じです。 私たちは、産廃業者だからです。 私たちに対するまなざしは徐々に変わってきました。しかし、今も昔も社会インフラの一翼を担う「産廃業者」であることに変わりはないのです。 ミダックはおかげさまで東証一部、名証一部の上場企業となりましたが、多くの方々の力添えがなければ、上場は成し遂げられなかったと思います。

Posted by ブクログ

2022/12/06

ミダックを理解するのに非常に役立ちました。加藤恵子社長の想いが溢れ出てくるような本です。今後も応援したいと思います。

Posted by ブクログ

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