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自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」
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自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」

荒木博行(著者)

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自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本実業出版社
発売年月日 2022/01/28
JAN 9784534059017

自分の頭で考える読書

¥1,650

商品レビュー

4

61件のお客様レビュー

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2026/05/21

本との付き合い方について書かれた本。 本書の「はじめに」には、以下のように書かれている。 「まあ、読書法は究極的にはケースバイケースですね」(p2) この本は、あるべき読書法のようなものを一切示しておりません。(中略) 「本とどう付き合っていくのか?」ということに対するコン...

本との付き合い方について書かれた本。 本書の「はじめに」には、以下のように書かれている。 「まあ、読書法は究極的にはケースバイケースですね」(p2) この本は、あるべき読書法のようなものを一切示しておりません。(中略) 「本とどう付き合っていくのか?」ということに対するコンポーネント(※部品)をまとめたものです。(p6より。※は評者による補足) また、「『必殺読書法』のような奥義は存在しない」という小見出しの部分には、こう書かれている。 自然体に読みたいように読む。これしか答えはありません。(p143-144) 以上のことから次の2点がわかる。 1.細切れの読書論の寄せ集め。 2.具体的な読書法は書かれていない。 1について。 全体を眺めて見ると、部品をきちんと組み立てて製品をつくるのではなく、単に部品を集めただけという印象を受ける。これは、著者が意図したことである。「はじめに」でも書かれていた通りだ。著者はこれを「庭師的なものの書き方」とも書いている。建築物のように設計書ありきで書くのではなく、自分の内側から育ってきた言葉を頼りに、外側からハサミを入れていくようなイメージ(p210)とのことだ。何とも抽象的な表現だが、その方が、"自分の頭で考える"ことを促進するのかもしれない。 2について。 まったく読書法が書かれていないわけではない。アウトプットファーストの読書法「アムロ読書法」(p113)は読書法と名付けているし、具体を抽象化してから再度具体化するという「具体と抽象の三角跳び」(p135-140)も、問い育てる読書法といえるだろう。 いま、「具体」と「抽象」という言葉が出てきた。本書は「具体と抽象」がキーワードとなっており、頻繁に出てくる。これが本書のキモである。目の前にある具体的なものを抽象化し、思考の次元を上げるというのが、著者の考え方の根底にある。 著者は、どんな本でも抽象化して考えれば、自分にあてはまるものになるという。本書の言葉を引用しよう。 どれだけ異なるカテゴリーの本であっても、抽象度を上げれば自分と「航路」がつながる。その意味で、自分と関係ない本は存在しないのです。(p123) たしかに理論上はそうかもしれない。しかし、それは理想論であり、やや強引な理論に感じる。実際には、そう上手くいだろうかという疑念が残る。 * 読書において重要な要素の筆頭に挙げられるのは、どの本を選ぶか、つまり選書の方法である。本書における選書法は、本を以下の3種類に分類するものである。 1.新たな問いに対する新たな答え=「問いの発見」 2.既存の問いに対する新たな答え=「答えの発見」 3.既存の問いに対する既存の答え=「既知のリマインド」 この3つを今の自分の状況に合わせて、バランスよく組むことを提案している。 読書論の本では、読む本を「既知」と「未知」の2つに分類している本はわりとよく見かける。本書では「未知」が2つに分けられているが、概念自体は新しいものではない。 私は読書をテーマにした本を何十冊も読んでいるので、本書は「既知のリマインド」に該当した。ただ、ここで考えたいのは、本書を選んだのは、知っていることを確認する目的で読んだわけではないということだ。まだ知らないことも書かれているかもしれない。そう思って読んだのだ。 つまり、選書の時点では「答えの発見」の本だと思って選んだが、結果としては「既知のリマインド」の本だったのだ。 3つをバランスよく読むのは、本を選ぶ時点では揺らぎがあるため選書法としては不完全だ。 ここまで書いたことをまとめつつ、結論めいたことを書いて終わりにしたい。 「具体と抽象」及び「問い」が本書の核になっている。掘り下げて考えるというスタイルではないため、踏み込みが浅いと感じる部分もある。その代わり、自分で考えるきっかけは多いともいえる。読書について、何かヒントを探している人であれば、何かしら得るものがあるかもしれない。

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2026/01/15

いわゆるTO DO本ではなく、本との向き合い方、心構えを学ぶ本という印象。本棚の真ん中に鎮座させます。まずは、病い(私は完読の病いが重い)の治療から。

Posted by ブクログ

2025/11/16

最近、なぜ本が読めないのかとか読書に関しての本が出てきているなぁ、と思っていたところにちょっと雰囲気が違う感じの本を見つけたので読んでみた。 第一印象は知識創造社会の中で読書をすることにはどんな意義があるのかを教えてくれる本だと思った。いくつかのメタファにはちょっと分かりにくさ...

最近、なぜ本が読めないのかとか読書に関しての本が出てきているなぁ、と思っていたところにちょっと雰囲気が違う感じの本を見つけたので読んでみた。 第一印象は知識創造社会の中で読書をすることにはどんな意義があるのかを教えてくれる本だと思った。いくつかのメタファにはちょっと分かりにくさを感じるが。例えばショートケーキのイチゴの話。イチゴをショートケーキの全体像と意味しているように解釈しそうになるが、 ショートケーキと認識する本質的な、あるいは支配的なコンポーネントがイチゴだということを比喩として伝えたいということなのだろう。 本から学び取って他分野や他領域に活用できるだけの抽象度を高める技法を確立しよう、というのにはとても好感がもてる。 博士課程でなんとなく身につけた論文の読み方に通じるものも感じる。他者の知恵をどう拝借するかの心構えに則った読み方だ。研究者の先行研究調査で論文を読むが、その読書版という方が近いだろう。ここまでは勉強的側面だが、エンタメとしてのガイドがあるのは魅力的な点かも 。 この本の話で読書ポートフォリオのカテゴライズの視点は役に立った。問いを見つける、答えをみつける、自分の正解を再確認するという視点で読書経験をカテゴライズするとよいとのこと。確かにこれはよい整理の考えだと思う。 読書法の本というより思考について読書をどう活用するかという観点なので、タイトルが自分の頭で考える読書というより、読書を使った思考力の鍛錬法という方が内容に整合するかも。研究者の先行研究調査で論文を読むが、その読書版という方が近いだろう。読書法というよりは、思考法にどう読書を活用するのかと捉えたほうがよさそうに感じた。

Posted by ブクログ

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