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水を光に変えた男 動く経営者 福沢桃介
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水を光に変えた男 動く経営者 福沢桃介

荻野進介(著者)

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水を光に変えた男 動く経営者 福沢桃介

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BPM
発売年月日 2022/01/26
JAN 9784532177171

水を光に変えた男

¥2,420

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2024/03/21

福澤諭吉の養子で「電力王」と呼ばれた福沢桃介(1868-1938)の伝記小説。吉見百穴で有名な埼玉県横見郡荒子村(現在の比企郡吉見町)に生まれた桃介はのち一家で川越に引っ越した。生家は貧しく、小学校時代は裸足で登校したことも。しかし勉強ができたため、中学校から16歳で慶應義塾に進...

福澤諭吉の養子で「電力王」と呼ばれた福沢桃介(1868-1938)の伝記小説。吉見百穴で有名な埼玉県横見郡荒子村(現在の比企郡吉見町)に生まれた桃介はのち一家で川越に引っ越した。生家は貧しく、小学校時代は裸足で登校したことも。しかし勉強ができたため、中学校から16歳で慶應義塾に進学。その慶應義塾の運動会で福澤諭吉の奥さんの目に止まり、娘の房との養子縁組が成立。人生が大きく変わっていく……。 アメリカ留学から帰って来た桃介は北海道炭礦鉄道に就職、しかし結核に冒されて北里柴三郎の診療所に入院。病気療養中、株式投資に目覚め、「兜町の飛将軍」と呼ばれるほどの成功をおさめた。その後、福澤諭吉の甥で三井中興の祖と呼ばれる中上川彦次郎の斡旋で王子製紙取締役になるが、ほどなくして独立。事業を本格的に開始する。 後半はいよいよ電力事業に参入。名古屋電灯の買収、木曽川開発と物語は佳境に入っていくのだが、木曽川の電力開発反対のリーダー島崎広助(藤村の兄)や平野増吉(飛州木材の専務、島崎のサポーター)らとの対決が面白い。また民間で初の大規模外資導入を成功させたときにエピソードはこの伝記小説のクライマックスに置かれていた。もちろん桃介と川上貞奴とのロマンスも要所要所で語られており、この辺はフィクションかとも思われる部分もあるが、面白かった。 もともと昨年の「基礎演習」で日本の近代化遺産DVDで桃介が手掛けた木曽川の大井ダムなどが取り上げられていたことから学生に推薦しようと思い手にした本書であるが、そのまま積ん読になっていた。この度、読了してやはり学生にも推薦しておけば良かったと思った次第。桃介の出身地は本学の1〜2年生が通う東松山キャンパスにも近いし。

Posted by ブクログ

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