商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/01/26 |
JAN | 9784163914923 |
- 書籍
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日本橋に生まれて
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日本橋に生まれて
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
行きつけのスーパーや病院で、週刊文春 小林信彦の連載コラムと和田誠の「表紙はうたう」を立ち読みするのが習慣だった。昨年7月にコラムの連載が終ってしまって、喪失感に見舞われている。和田誠も故人であるし。 第1部「奔流の中での出会い」はまさに綺羅星。圧倒される。多くの著名人にとっ...
行きつけのスーパーや病院で、週刊文春 小林信彦の連載コラムと和田誠の「表紙はうたう」を立ち読みするのが習慣だった。昨年7月にコラムの連載が終ってしまって、喪失感に見舞われている。和田誠も故人であるし。 第1部「奔流の中での出会い」はまさに綺羅星。圧倒される。多くの著名人にとって、記録魔 小林信彦との出会いはまさにかけがえのないものになった。 あとがきがまた連載の1回分のようで、まだまだ余力を残した感じである。つくづく惜しい。
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細かい感想と評伝がたくさんあって、それがおそらくもうあり得ないくらい遠くて、でも今につながっている。昭和が遠い。昭和は長い。平成は昭和の半分、令和もそろそろ5年。
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小林信彦の文章はそんなにたくさん読んでいないのだが、この本に関して言えば「軽い」という読後感を抱く。もちろん悪い意味ではない。出会った人々の死を語る時も、世相に触れる時も、魅力的な女優を描写する時も彼は重々しくしかめ面して表現することなく、どこか「遊び」とも呼べる余裕を以て対象に...
小林信彦の文章はそんなにたくさん読んでいないのだが、この本に関して言えば「軽い」という読後感を抱く。もちろん悪い意味ではない。出会った人々の死を語る時も、世相に触れる時も、魅力的な女優を描写する時も彼は重々しくしかめ面して表現することなく、どこか「遊び」とも呼べる余裕を以て対象に接している印象を受ける。そしてその「軽い」風情が逆にこちらを時に黙らせ、時に唸らせる。すでに重鎮と言っていいこの著者の根っこにある「お茶目さ」の現れでもあるだろうし、著者の軽い知的フットワークの秘訣でもあるようで侮れない味を感じる
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