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ブッチャー・ボーイ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2022/01/27 |
| JAN | 9784336072962 |
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ブッチャー・ボーイ
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
問題のある家庭、社会環境、度重なる不幸によって、社会から逸脱していく少年の物語。 「」なし。会話文なのか、モノローグなのか、現実なのか妄想なのか。「信頼できない語り手」である、少年の一人称文体が、痛々しくて読むのが辛くなってくる。 もともとは1992年に書かれた作品で、199...
問題のある家庭、社会環境、度重なる不幸によって、社会から逸脱していく少年の物語。 「」なし。会話文なのか、モノローグなのか、現実なのか妄想なのか。「信頼できない語り手」である、少年の一人称文体が、痛々しくて読むのが辛くなってくる。 もともとは1992年に書かれた作品で、1998年に映画化。その際に邦訳版が出る予定であったものの、例の事件の影響でお蔵入りしてしまったお話 二十数年を経て、当時の訳者で刊行されるのは、なんとも感慨深い とっつきは悪かったけど、中盤以降は一気読みでした。朝四時までかけて読み切ってしまった。 主人公の語りのクレージーさから、最初の印象はアイルランド版『ライ麦畑でつかまえて』だった。ただ、より闇が深くて、救いもない。 終始、陽気でハイテンションな主人公の言動の中から、自分自身を諦めている絶望感が滲み出ていて、読む側を居たたまれなくさせる。
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主人公フランシー少年の視点・かつ「信頼できない語り手」で書かれた一人称小説。フランシーの「意識の流れ」を文章にすると❝こうなるのか❞という怒涛の流れで展開。フランシーの孤独と、育った環境の貧しさ(金銭的な貧困だけでなく、分別ある大人の導きの欠如)が悲しい。現代ニッポンに生きる子ど...
主人公フランシー少年の視点・かつ「信頼できない語り手」で書かれた一人称小説。フランシーの「意識の流れ」を文章にすると❝こうなるのか❞という怒涛の流れで展開。フランシーの孤独と、育った環境の貧しさ(金銭的な貧困だけでなく、分別ある大人の導きの欠如)が悲しい。現代ニッポンに生きる子どもたち(大人にも?)のことを思い浮かべながら読んだ。 1962年のアイルランドが舞台。アイルランドの革命家・マイケル・コリンズ、自国の映画よりもジョン・ウェイン映画が身近だった時代背景など、このあたりの知識があると、フランシーの生きた時代の空気感は、一層リアルに伝わるのだと思うが、私は至らず…。 映画にもなっている(日本未公開)。聖母マリア役は、シネイド・オコーナー! 登場人物に混乱したため、途中からメモしました。 間違っていたらごめんなさい。 ●フランシー家関係 ・ぼく(フランシー・プレディ) ・ベニー・ブレディ(フランシーの父) ・アニー(フランシーの母) ・アロおじさん(フランシーの父の兄弟) ・メアリー(アロおじさんの昔の恋人?) ・ジョー・パーセル(フランシーの親友) ●ニュージェント家関係 ・フィリップ・ニュージェント(ロンドンからの転入生) ・ミセス・ニュージェント(フィリップの母) ・バッッイー(ミセス・ニュージェントの兄) ・デヴリン(バッツイーの友人。常にバッツイーとペアで登場) ・ミセス・コノリー(近所の女性) ・グラウス・アームストロング(野良犬) ・ローチ(ドクター) ・レッディー(肉屋) ・ドム神父 ・ウォルター(施設の職員) ※重要人物が抜けていますが、混乱しなかったのでメモしませんでした。
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オネエYouTuber、2すとりーとのたつやさんの発言が日頃から刺さっていて、たまに思い出す内容が「なぜ将来の目標を他人に言わなくてはいけないのか理由を説明してください。日々現在を生きるのに必死で日常をこなすので精一杯です」そのような発言をしていて、「取り敢えずの意味のない」質問...
オネエYouTuber、2すとりーとのたつやさんの発言が日頃から刺さっていて、たまに思い出す内容が「なぜ将来の目標を他人に言わなくてはいけないのか理由を説明してください。日々現在を生きるのに必死で日常をこなすので精一杯です」そのような発言をしていて、「取り敢えずの意味のない」質問を撃破していた。この小説の世界も全くその通りで、文字通りの意味ではないが、世の中には嵐が吹き荒れていて、巻き込まれずになんか生きれる生物はいない。しかし生きねばならない。そのもがき具合で生きる証が証明できているのではないか?
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