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密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック 宝島社文庫
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密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック 宝島社文庫

鴨崎暖炉(著者)

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密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック 宝島社文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2022/02/04
JAN 9784299026460

密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

¥880

商品レビュー

3.3

193件のお客様レビュー

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2024/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの物理!タイトル通り密室がどんどん出てきて結構楽しかった。でもひとつひとつが薄っぺらくて満足感が得られない。カーテンに穴って。持った弾丸が暴発って。天井から脱出って。なんだそりゃ。 とりあえずの十戒で雰囲気を作っても細部が軽すぎて浮いちゃうし、もっとライトに振り切ればいいのに。

Posted by ブクログ

2024/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

密室トリックが6つも出てくる豪華さ。 しかも4つは惜しげなくあっさりと解答が提示されてしまうのに、そもそも密室が解明されなければ無罪というキッカケの大ネタが、最後の最後まで分からないのもとてもいい。

Posted by ブクログ

2024/09/12

密室に恋し、密室に憧れ、密室に想いを馳せて。 密室好きが再現なく密室を活用し、作中全てのトリックに密室を使い、最後の最後まで密室に抱かれたまま幕を閉じる、そんなイかれた作品だ。 作中、何度も殺人が起きるが、何故か暗さは無くまるで青春ミステリーを読んでいるかの如く清々しい気分だ...

密室に恋し、密室に憧れ、密室に想いを馳せて。 密室好きが再現なく密室を活用し、作中全てのトリックに密室を使い、最後の最後まで密室に抱かれたまま幕を閉じる、そんなイかれた作品だ。 作中、何度も殺人が起きるが、何故か暗さは無くまるで青春ミステリーを読んでいるかの如く清々しい気分だ。ある意味、きちんと密室殺人を表現しながら、癖のある登場人物達がきちんと役割を担い、とても明るく健全に密室殺人が行われていく。読み始めてから数分は、実際に殺人は起こらず、主人公が作家の残した密室を暴いていくストーリーなのかと思う程、毒気がない、コミカルな部分が多い作品だと思ったのだが、一度事件が起きれば骨太の密室殺人が待ち構えており、とても楽しむ事が出来た。 主人公の葛城香澄は高校生で、幼馴染で年上の大学生、朝比奈夜月に誘われて、過去に有名作家が暮らしていた雪白館を訪れる(理由がUMA探しという導入もコミカルで好きだ。二人の関係性を読み解く事ができる)。 訪れた雪代館で、過去同級生だった蜜村漆璃や透き通る様な美少女フェンリル・アリスハザードなど魅力的な人物達と遭遇する。  また、この世界は日本で初めて密室殺人が起きた世界線の話をしており、密室はアリバイ工作と同じく証明されなければ、被疑者は無罪となる判決が出されている。それにより密室殺人が増加し、密室にかかわる職業や犯罪者たちが増えている。こういったストーリーの土台が明かされながら、密室というものに取り付かれていった人間たちの物語が今作だ。 ベースは密室殺人を解き明かしていくことが工作の魅力なわけだが、その中でも見立て殺人など思考を凝らし、単純な密室、殺人の寄せ集めにならないようにしている。密室についての知識やミステリー好きならお馴染みの知識などふんだんに盛り込まれており、作者がいかに密室とミステリーを愛しているかがが窺える。 一部残念な点としては、登場の際に魅力的だったフェンリルの印象が小さくなってしまっていること、幼馴染みの夜月の活躍があまり見受けられないことが挙げられる。ある意味主人公の葛白は作中で魅力的な女性に囲まれているわけだが、誰とどのような関係になっていくのかも面白さの1つだと思われる。 探偵役が予想外で、しかし、慣れてしまえば面白い状態なのだが、ここにある意味で、大きな裏切りが隠されており、さらには後半の大どんでん返しは驚きで、今までミステリーでこのような展開の作品を見たことがない。 最後、ある意味でハッピーエンドで終了するが、まるで青春ミステリーを呼んでいるかのごとく甘く清々しい締めくくりになった。人がたくさん死ぬミステリーで、これほど清涼感のある作品は滅多になく、しかもその構成にほとんど違和感なく、読了することができたのは作品の魅力であり、筆者の魅力なんだと思う。 しかし、作中叙述トリックについては、認めないと主人公が超えたからに宣言していたが、ある意味とある部分において、叙述トリック的な方法を活用されており、思わず笑ってしまった。 明らかにまだかつて読んだことのない面白い構成のクローズドサークルものだった。主要な登場人物たちが密室に毒されており、僕も四六時中密室について考えれば、この世のトリックが思い浮かぶのかなあと感心する一方、それを生み出している鴨崎暖炉はよっぽど変わった人なんだろうなぁと思いにふける。

Posted by ブクログ

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