商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/01/07 |
JAN | 9784120054907 |
- 書籍
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威風堂々(下)
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威風堂々(下)
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
どんなに立派な人でも晩節を汚す事が多い。でも大隈重信は違った。じゃあ何が違うのか、という事をここまで面白く物語る。小説を読みながら付箋を貼りまくる。伊藤潤さん、凄すぎです。
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明治維新後、世界に近代国家としてデビューした日本ですが、多くの問題を抱えていました。 西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする薩長による藩閥政治の巨大な壁。 テロに遭い片足を失っても、信念のために邁進する大隈重信。 国会開設、政党政治への移行、内閣総理大臣就任、早稲...
明治維新後、世界に近代国家としてデビューした日本ですが、多くの問題を抱えていました。 西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする薩長による藩閥政治の巨大な壁。 テロに遭い片足を失っても、信念のために邁進する大隈重信。 国会開設、政党政治への移行、内閣総理大臣就任、早稲田大学創設と、後の日本の礎を築いた大隈重信の生涯を描きます。 感動しました! 「社会に出るのは武士の初陣と同じで難しい。社会には伏兵も多くいるはずなので必ず失敗する。だが失敗に落胆はするな。失敗は糧となり、必ずや成功に結び付く。失敗こそが学びの機会であり、社会という大洋を航海するには、学問という羅針盤が必要だ」 ー 321ページ
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大隈重信を描いた歴史小説の下巻。 維新後から重信が亡くなるまでを描いている。 士族の反乱に関しては直接関与もしていなかったこともあり、故郷の佐賀の乱については多少詳しく描かれていたが、西南戦争も含め冷めた感じがしました。 また、次々に維新時の関係者が死んでゆくのですが、大隈と最...
大隈重信を描いた歴史小説の下巻。 維新後から重信が亡くなるまでを描いている。 士族の反乱に関しては直接関与もしていなかったこともあり、故郷の佐賀の乱については多少詳しく描かれていたが、西南戦争も含め冷めた感じがしました。 また、次々に維新時の関係者が死んでゆくのですが、大隈と最後に会った後でその後の死までを解説するので、次の話の時間軸と異なってしまい時系列的に混乱させられました。 しかしながら大隈一代記としては良くできていると思いました。 良かった点としては、鍋島閑叟や五代友厚からの最後の諫言が素晴らしく、一般的にも通用すると思いました。 あと、外国との対峙の考え方ではで寄らば切るぞ、武士は刀を抜かぬのが最高という思想から、軍事力は餅ことは必要だが使ってはいけないというのも至極もっともでした。 さらには、植民地などという非効率なものではなく後進国も育てることで対等の貿易を行えるようにすれば双方潤うというのも自分の考えと合致するものでした。 自分は慶応出身なので、福沢諭吉との教育論なども面白かったし、早稲田の校風の原点も理解できました。
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