商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/12/21 |
JAN | 9784041120682 |
- 書籍
- 文庫
扉の影の女 改版
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扉の影の女 改版
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ハットピンでの殺害というあまり聞き慣れない殺害方法に驚いた。 確か村上春樹のIQ小説でもアイスピックで暗殺するというのがあり、驚いたのを思い出した。 さらに2つ目のお話でも毒針という殺し方で、中々に気づきにくい方法があるんだなあと変に感心してしまった。 どちらの殺人も殺害の動機はよくあるものだったけど、殺害方法が印象に残った。
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表題作が1961(昭和36)年、併収の「鏡が浦の殺人」が1957(昭和32)年の作。 いずれも水準に達した横溝作品。前者はアパートらしきところに住んでいる金田一耕助の生活の様子が垣間見られて楽しい。 最近はやや頭を使うような書物を続けて読んでいて、息抜きとしての娯楽小説が読...
表題作が1961(昭和36)年、併収の「鏡が浦の殺人」が1957(昭和32)年の作。 いずれも水準に達した横溝作品。前者はアパートらしきところに住んでいる金田一耕助の生活の様子が垣間見られて楽しい。 最近はやや頭を使うような書物を続けて読んでいて、息抜きとしての娯楽小説が読みたくなって本書を開いた。本格推理ものではあるが私はたいして推理もせずに読んでいるので、息抜きを楽しむことができた。推理小説も謎解きの面で頭を使うのだが、学術的な本を読みながら抽象的な思考を繰り広げるのとでは、おそらく脳の活性部位が異なるのではないだろうか。 「鏡が浦の殺人」の方は例によって金田一耕助と等々力(とどろき)警部が休暇を楽しむため観光地・避暑地に出かけると殺人事件に出くわす。この二人で旅行に出かけると必ず人が死ぬのだから、止めた方がいいと思う。 あまり長くない中編は登場人物たちが長編ほど大量ではないので、苦労せずに読めた。 やはり娯楽としての小説も、私には必要であるようだ。
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昭和30年、私も生まれていない時代に起こった殺人事件と交通事故死。金田一耕助の推理に等々力警部も煙に巻く。登場人物同士の会話が楽しく犯人が誰であっても気にならないほど。金田一の懐が暖かくなる展開も珍しい。
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