商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日出版社 |
| 発売年月日 | 2021/12/11 |
| JAN | 9784255012650 |
- 書籍
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答えは風のなか
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答えは風のなか
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
小学校高学年〜大人まで読める道徳の本という感じ。 “いいヤツ”は大人の世界でもあることで共感するとともにモヤモヤも残る話だった。いいヤツって都合のいい言葉だな。。 “いちばんきれいな空”は、はっ!と思わされる作品だった。きれいな空=晴れた空ではない人がいるということ。先生が、“き...
小学校高学年〜大人まで読める道徳の本という感じ。 “いいヤツ”は大人の世界でもあることで共感するとともにモヤモヤも残る話だった。いいヤツって都合のいい言葉だな。。 “いちばんきれいな空”は、はっ!と思わされる作品だった。きれいな空=晴れた空ではない人がいるということ。先生が、“きれいな空=青空”を押し付けるところが不快だったが自分もそういう考えであったことにも気付かされたし、人の感性を否定してはいけないと思う。 自分がいちばんきれいだと信じている絵を描き直さなかったヒロシ、すごいぞ!!
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読みやすくて、成長期の子どもや、それを大人になって振り返った時の気持ちが繊細に感じられる短編たち。 私は最後の話がよかったなあ。 読み手それぞれの経験や育ってきた環境の違いで、「いいな」「分かるな」の部分は違う本。 でもきっと、どこかに共感できる部分がある1冊だなあと思いました。
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重松清さんの書く小説は本当にいつも心に響きます。 この作品は、子どもたちが何が正しいのか悩みつつも、正解はわからないけど自分なりの答えを心の中に抱きながら、その結末は読者の想像に委ねて終わるという短編集です。まさに「答えは風のなか」。 新型コロナ禍や原子力発電所で発生する放射...
重松清さんの書く小説は本当にいつも心に響きます。 この作品は、子どもたちが何が正しいのか悩みつつも、正解はわからないけど自分なりの答えを心の中に抱きながら、その結末は読者の想像に委ねて終わるという短編集です。まさに「答えは風のなか」。 新型コロナ禍や原子力発電所で発生する放射性廃棄物処理施設の問題、また差別問題(ヘイト)などの社会問題も織り混ぜつつ、そこに描かれる子どもたちの純粋で豊かな感情に胸を打たれます。 私が特に感動したのは「ケンタの背中」です。子を想う母親の深い愛情といじらしいほどの母親への子の想い。そして教師を志す人には「あきらめ、禁止」を読んでほしいと思います。先輩教師の「自分が困りたくないから、子どもの決めたことや考えたことを否定する、そんなのは、よくないと思うぞ」という言葉は、強く心に刻みたいと思います。 本文中に描かれたミロコマチコさんの絵も素敵です。
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