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寄生生物の果てしなき進化
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寄生生物の果てしなき進化

トゥオマス・アイヴェロ(著者), セルボ貴子(訳者)

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寄生生物の果てしなき進化

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2021/12/10
JAN 9784794225474

寄生生物の果てしなき進化

¥2,420

商品レビュー

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2023/01/28

面白かった。ヘルシンキ大の進化生物学者。 マダガスカルでネズミキツネザルのパラサイトリサーチの話やら、リサーチャーやらの小ネタなども盛り込まれていて、とても面白い。が、やはりパラサイト系はほんまに怖いねぇ。研究者には感謝しきりである。 感染症やパラサイトは生まれた時から身近にあっ...

面白かった。ヘルシンキ大の進化生物学者。 マダガスカルでネズミキツネザルのパラサイトリサーチの話やら、リサーチャーやらの小ネタなども盛り込まれていて、とても面白い。が、やはりパラサイト系はほんまに怖いねぇ。研究者には感謝しきりである。 感染症やパラサイトは生まれた時から身近にあったとはいえ、実際にものすごく気にするようになったのは、大事件(その言い方もナンなんだが)がきっかけではある。子供の頃に地元でコレラが流行った、というのが私の思う意識の目覚めかと。あと、予防接種を受ける時はパラサイトを意識するねぇ。小さい頃はたくさん接種しましたが、大人になってからは減ったとはいえ、なくなりはしない。ガタに引っ越す前は、狂犬病や破傷風なども受けてたし、今は毎年のインフルエンザ予防接種とコロナ予防接種がこれからルーチンになるんかと思う。渡航するようになると、その都度その国に合わせた予防接種も必要だし。そういえば、目に見えないウイルスなんかだけでなく、ギョウチュウ検査もありますねぇ。コロナのおかげでいろんなパラサイトに曝露する機会が減りましたが(個人比)、またぞろ増えてくるとは思う。普段から、多分比してパラサイトに触れる機会が多い行動様式なので、衛生管理には注意して行動しておりますな。たまに腸内フローラの研究のお手伝いをする機会があったり、自身もここ数年シラミバエやマダニに注目しているので、大変興味深い読書となった。研究者の日常話は面白い。 LOPUTTOMAT LOISET by Tuomas Aivelo 2018 I なぜ感染症があるのか II どこから感染症はやってくるのか III なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか IV なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか V いかに感染症から逃れるか VI なぜ特定の感染症は撲滅できないのか VII なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか VIII 環境はどのように感染症拡大に影響するのか IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた X 人間は感染症無しに存在しうるのか ギニア虫には会いたくない、、、

Posted by ブクログ

2023/01/09

表現が貧困で申し訳ないのだが、ヤバい本に出会った。手にとって1年近く放置していたのごもったいなかった。 人類は体内に取り込んだパラサイトと仲良く、ときに戦いながら生きていくのだ。ノミ、シラミ、ヘルペス、ペスト、麻疹などなど。善玉菌と悪玉菌もわかったつもりでいたが、彼らの生存戦略...

表現が貧困で申し訳ないのだが、ヤバい本に出会った。手にとって1年近く放置していたのごもったいなかった。 人類は体内に取り込んだパラサイトと仲良く、ときに戦いながら生きていくのだ。ノミ、シラミ、ヘルペス、ペスト、麻疹などなど。善玉菌と悪玉菌もわかったつもりでいたが、彼らの生存戦略は興味深い。腸内フローラの最前線もわかった。快食、快眠、快便というのは至極名言ですね。 新型コロナに関する章があったり、最近のノーベル賞で話題になったネアンデルタール人のDNAがホモサピエンスには残っている話なども出てきて読んでいて飽きない。何より各章に散りばめらている著者のマダガスカルでのサル研究の話がとても興味深い。目黒寄生虫館の館長の巻末のことばもよい。 冒頭に本を放置していたのがもったいないと書いた。ただ、この本の背表紙が私の意識下に潜り込んで増殖していたのが、体内にひょこっと出てきたのが今のタイミングだったのかもしれない。私は著者に意識化でパラサイトされていなのかもしれない。もちろん知的善玉菌です。

Posted by ブクログ

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