メルケル 世界一の宰相

カティ・マートン(著者), 倉田幸信(訳者), 森嶋マリ(訳者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2021/11/25
• JAN: 9784163914732

商品レビュー

2025/10/31

・「権力自体は悪いものではありません。…権力とは”何かを可能”にしてくれるものー何かをするためのものです。…権力の反対は”無力”です。良いアイディアも実行できなければ意味がありません。」
・2015年、カリフォルニア州で過激派イスラム教徒が半自動小銃を乱射する事件があり、下院（共和党が過半数）はシリア難民のアメリカ入国を実質的に不可能にする法案を可決。
・ドイツほど中国の市場とロシアのエネルギー、アメリカの安全保障を必要とする国は他にない。
・フランスの大統領は西側民主主義諸国の中でも最大の権力を憲法によって与えられているのに対し、ドイツの首相は政党組織と連邦制度のもとで説得と合意に頼る必要がある。
・マクロンの最終目標は自給自足できるヨーロッパ。それは欧州大陸をNATOに頼らずに済ませることも含まれる。

2025/06/28

女性リーダーとしての生き方が、ただただ格好良くて・・素晴らしい

かつてのホロコーストを引き起こした国が、今や世界的な道徳の中心地と見られてるのだ。これは驚愕以外のなにものでもない。エピローグより

2025/03/17

予備知識ほぼゼロの中で読んでみた本でした。
生い立ちから、東西冷戦を経て、首相となり、その後の人生まで波瀾万丈の政治生活だったと思います。
女性であることを始め、周りはいろんなレッテルを貼ってくるが、メルケルさん自身は自分は自分という想いと自分なりの信念をもって、ドイツはもとよりヨーロッパを率いてきたのだなと感じました。
自分のその時々の居場所、出来事、感情が、後々の自分の人生を作っていくのだと思う。その時々を大切にしたいです。