商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会 |
発売年月日 | 2021/11/16 |
JAN | 9784130130981 |
- 書籍
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人の資本主義
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人の資本主義
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人の資本主義を謳い、資本主義のあり方を構想する。 端的には、計量化を広げるやり方と、抜本的にそれから逃れるやり方とに分かれるように思う。 計量化はフットプリントのことだし、”手入れ”の話だし、ESG投資の話だったりする。 逃れるやり方としては、脱成長やイリイチや動物人、ガブリエル...
人の資本主義を謳い、資本主義のあり方を構想する。 端的には、計量化を広げるやり方と、抜本的にそれから逃れるやり方とに分かれるように思う。 計量化はフットプリントのことだし、”手入れ”の話だし、ESG投資の話だったりする。 逃れるやり方としては、脱成長やイリイチや動物人、ガブリエルあたりの話だろう。 計量化においては、それらが推し進められたとしても、結局それで救えない部分(0と1の間、共同体の形成などなど)があるように思えて、両手をあげて賛同するのもどこか違うようにも思うし、 後者はまだ未発達というか姿勢はいいとして、どう社会実装するかみたいなところまで行けていないので、ムーブメントにはなりきっていないような印象。 なので、個人的な一旦の了解としては、どちらかというと計量化を推し進めるみたいなスタンスに近い。が後者についても考えていきたい。 共同体とかの話はどちらかというと縁みたいな話なので、宗教っぽくなりがち、外部から見ると、忌避されやすく、巻き込みづらい。数字というか交換関係にあるのは、結局本で出てきたように利己心の肯定(つまり自分を救ってくれる)なので、ある意味健全であったのだと改めて感じた。
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