商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 二見書房 |
| 発売年月日 | 2021/11/11 |
| JAN | 9784576211220 |
- 書籍
- 文庫
2034 米中戦争
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2034 米中戦争
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
現代の国際情勢を背景にしたこの小説は、米中対立が引き起こす可能性のある衝突をリアルに描写しています。南シナ海での米海軍の「航行の自由作戦」が不審船の炎上に遭遇し、中東では米国の戦闘機が制御不能になり捕虜が生まれるという二つの事件が、偶発的な戦争の引き金となる様子が緊迫感を持って描かれています。著者は米海軍の経験を基に、地政学的な知識を駆使しており、登場人物の内面を掘り下げることで、個人の選択がもたらす影響についても考えさせられます。また、戦争がもたらす甚大な被害や、組織内での命令に従わざるを得ない状況が描かれ、私たちが直面する選択の重要性を訴えています。読者は、現実の世界情勢との関連性を感じながら、未来に向けた備えについて思いを巡らせることでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
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あまりにリアルで、ちょっとしたバランスの崩れで、もうどうにもできなくなってしまうことがあるのだと、突きつけられたようだ。 インドが次の世界の主人公になって終わるのが、ああ、インドがあってよかった。少なくともそのために地球は終わらなかったのだから、と。 第三国のバランシングが、結局のところこの世のキーなのかもしれないと思った。ロシアが便乗して自分の目的を淡々と果たすところとか。 必ず起こると言われるその時が、少しでも遠く、少しでも小さく、死者数少なく、平和に終われば良いのにと祈ることしかできない。
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2021年刊行。 米国と中国の軍事衝突をテーマとした小説。 著者のひとりのエリオット・アッカーマンは、過去に8年間海兵隊特殊部台に従軍していた経験をもつ。もうひとりの著者、ジェイムズ・スタヴリディスはアメリカ海軍の重鎮であり、NATO連合軍最高司令官を務めた人物。 本書は、二...
2021年刊行。 米国と中国の軍事衝突をテーマとした小説。 著者のひとりのエリオット・アッカーマンは、過去に8年間海兵隊特殊部台に従軍していた経験をもつ。もうひとりの著者、ジェイムズ・スタヴリディスはアメリカ海軍の重鎮であり、NATO連合軍最高司令官を務めた人物。 本書は、二人がその専門知識と実体験を交えて書いた小説であり、現段階の世界のパワーバランスに即したシナリオとなっている。 役職や国籍が違う複数の人々の視点を切り替えながらストーリーが進行する構成となっている。 米海軍駆逐艦隊司令官のサラ・ハント大佐、米海軍パイロットのミッチェル少佐、米国家安全保障担当大統領補佐官のチョードリ、在米中国大使館国防部官の林保、イラン革命防衛軍のファルシャッド准将、ロシア海軍のコルチャーク少佐など、米中戦争に関連する多くの人物が登場し、それぞれの思いと考えが語られる。 登場人物が多く、専門用語が多用されるので、集中して読まないと話の流れを見失ってしまう。 ただ、なるべく分かりやすく書こうという著者らの意図は伝わった。不必要なごちゃつきはあまりない。 あまりこのタイプの小説は読み慣れていなかったので、その意味での読みにくさはあったものの、ストーリーはよく練られていて、面白かった。 現在のアメリカの迷走と、中国の堅調さを見ていると、本書で描かれるストーリーの蓋然性は高いように感じる。 資本主義の行き着く先が、今日のアメリカにおける不可逆な分断とそれに伴う民主主義の機能不全なのだとしたら、我々が信奉するシステムは既に破綻しているのかもしれない。 国民ひとりひとりの安全や自由を無視して、単に国家としての運営や経済だけを重視するなら、中国共産党のやり方が最も効率が良いということは最早疑いようがないだろう。 作中で中国の軍司令官が語る「我が国の強みは、賢明な忍耐力だ。アメリカ人は辛抱強く振る舞うことができない。片手で数えられる年数を超えて耐えうる国際戦略を打ち出すことができない。」という台詞は、とても刺さった。 そして、米中の戦争のエスカレーションを止められる可能性があるのはインドであるというのも示唆深い。 ロシアとイラクがそれぞれの「国益」を目指して飛び回るのも、日本と欧州各国の影の薄さも、妥当性が高いと思った。 私は本作に人類が乗り越えるべき「キャズム」、いかに恒久的な平和を維持する仕組みを構築するかという命題を見た。 非常に難しい課題ではある。 だが、利権、資本、情報をグローバルな関係に依存させるというのが、このひとつの解になり得るのではないかと考える。 国家間の分断、戦争がこの最たるものだ、が多くのステークホルダーにとって極めて損なものにしてしまうことが重要であると思う。 利害の不均衡を戦争の抑止力として使うのだ。 世界が再びきな臭くなってきている。 アメリカの癇癪をきっかけにホルムズ海峡が封鎖されて半年が経った今、我々は真剣にこの問題を考えるべきではないか。
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まさに米国とイランが戦争している今、あり得る未来で恐ろしい。誤算で報復の連鎖が拡大し、あるところで歯止めが効かなくなり、第三次世界大戦へ、という世界に生きていることを今更ながらに思い起こさせてくれる。力の世界への逆行に対して日本が取れる立ち位置は?難しい。
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