商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/11/12 |
JAN | 9784480437785 |
- 書籍
- 文庫
変半身
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変半身
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商品レビュー
3.6
35件のお客様レビュー
『変半身』はとにかく不気味。安倍公房のような難しい世界だけど何故か引き込まれてしまう。ぶっ飛んでます。 『満潮』もなかなか、、、ある行為に意味を持たせようとする感じに純文学らしさを感じる。
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すごく嫌。気持ち悪い。なにが本当に嫌って、現実にもあるところ。 「若くて何も知らない女とセックスしたい男」「それとグルになってる大多数の男」「それらを許すのがいい女だという風潮(それらに加担する女)」全部(本ではなく現実が)キモい。 ファンタジーかな、いや他の作品からしてイマジナリーなものなんだろうな、からの現実を突きつけてくるのが嫌すぎる。 儀式のネタバレする所、現実の女性がフェミニズムを知る所みたい。今までちょっと違和感を抱きつつも「そういうもの」だと信じて疑わなかったけど、大人(ある時)になっておかしい事だったんだって知ってしまう、みたいな。あの「現実」が塗り変わって何も信じられなくなる感じ。 全部が金、金て言ってるのも、今の資本主義に走りすぎてる社会みたい。広告代理店て凄いね。 詐欺みたいな島を嫌に思ったのに、詐欺やってる夫と結婚しちゃうのも現実にありがち。DV受けてた子がモラハラ夫と結婚しちゃうみたいな。 現実の厭なところ全部詰め!て感じですごく嫌。 最後はわけわからなかった。 この作者て、ひたすら嫌〜なのが続いてやっと最後に救いがあるてパターンが多いから、短編のほうが好き。長いとそれだけ嫌な部分が多いだけだから。 『満潮』は、「性」がそうだったら良かったのにね、て感じ。人同士で搾取し合いながらするものじゃなく、個人で理想を追い求めたり自分の体を知ったり。そういうものだったら、性暴力とかが無い世界だったのかな。
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いやぁ、今回も村田沙耶香さんすごかったなぁ…。 「変半身」は、ミッドサマー的な感じ?と思っていたけど、卵ぽいものを産んだり、ポーポー言い出したり、「ニンゲン」が終わったりともうファンタスティックでした…。 「満潮」はもうね、意味がわからない。旦那が急に潮吹きたいとか正気の沙汰じゃないでしょ。それをなんだかんだ受け止めて、なんなら私も潮吹くことにした。とか言う佳代もすごい。でも、潮吹きたいって言ってからの方がお互いなんとなく分かり合えてる?仲良くなってる?そんな感じになってるからすごいのよ。ほんと、村田沙耶香さんの作品って、唯一無二だよなぁ。
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