商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2021/11/10 |
JAN | 9784569850641 |
- 書籍
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赤と青とエスキース
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赤と青とエスキース
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商品レビュー
4.3
1165件のお客様レビュー
留学するきっかけをくれた本です この本のおかげで今美術館に行くことがとても楽しい 大好きな作品だ
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あれれ。 あんまりハマりませんでした・・・。 青山美智子さんだし、本屋大賞2位だし、と読む前からの期待が大きすぎたのでしょうか。 「エスキース」とは下絵のことだそうです。下書きとは違うらしい。一章の「金魚とカワセミ」で描かれたひとつの絵がこの後の短編の軸となっていきます。 二章、三章と、「ふーん、つながりはやっぱりこの絵ね」くらいの気持ちで読み終え、四章で「そうきたか」と思いました。そして、「エピローグ」でキレイにすべてがつながります。 短編と短編のつながり、構成の仕方はさすがです。まさしく、青山美智子作品という感じがしました。これまで私が読んできた青山美智子作品と違って、本書は時系列で展開されていて、一章からエピローグまで実に30年の月日が流れていました。読者は知らず知らずのうちに、レイとブーとともに30年の時間を過ごしていたことになるのです。ひとつの絵を中心にした大河ドラマみたいな感じでしょうか。 ただ、なんというか、少しうまくつながりすぎたかな、というか、そんな気がしないでもなかったです。例えば、「リリアル」のオーナーがユリさんだったとか・・・それと、一貫して赤と青の対比が出ていたけれど、あまりこう、響いてくるものはなかったというか。 青山美智子さんのこういう展開・構成に慣れてしまったから驚きがなかったのかもしれません。この作品で、青山さんを知ったとしたら、「すごい、つながった!」となっていたかも。 個人的には、主要人物の二人(レイとブー)や、重要アイテムの絵を描いた画家でもなく、漫画家タカシマ剣が一番印象に残りました。けっこう個性強かったですよね?この人、他の青山作品に出てきたりしてないかな~。 そうか、レイもブーもあんまり特徴的な個性が浮かび上がってこなくて、主人公なのに(私にとっては)影が薄かったから、本書自体あまりハマらなかったかもしれません。「茜」って名前なのに、「レイ」っていうのも、なんかピント来なかったです。が、これは好みの問題ですね。
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一つの絵をめぐる大河小説というか、ジャンル分けがしづらいですが、間違いなく恋愛小説ではあります。 ただ、構成が非常に凝っていて、様々な伏線が張り巡らせられている経年的展開がエピローグで一気に回収されるミステリーではないミステリー的な要素が新鮮な感じがしました。 その手法は、ちょっとずれているかもしれませんが、ジェフリー・アーチャーの名作「ケインとアベル」を彷彿させられました。
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