商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/11/10 |
JAN | 9784163914527 |
- 書籍
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米澤屋書店
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米澤屋書店
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商品レビュー
3.9
51件のお客様レビュー
読みたいところだけ読みました 20年分の文章をまとめたもの、という本書で作者本人の“著者註”があって、こういうの大好物なんですよね。かつての自分にツッコミを入れていくスタイル。 下記、生産性のない感想垂れ流しです ・綾辻行人『時計館の殺人』がもう順番待ち直前の積読で館シリー...
読みたいところだけ読みました 20年分の文章をまとめたもの、という本書で作者本人の“著者註”があって、こういうの大好物なんですよね。かつての自分にツッコミを入れていくスタイル。 下記、生産性のない感想垂れ流しです ・綾辻行人『時計館の殺人』がもう順番待ち直前の積読で館シリーズへの沼が見える ・以前恩田陸さん×米澤穂信さんの対談集を読んだことがあって面白かった覚えがあるけど、本書の恩田陸さんに触れている箇所は大方目を皿にして読んだ。恩田陸さんの小説はほぼコンプ済みなので。『ユージニア』『六番目の小夜子』『黄昏の百合の骨』あ〜また読みたい! ・【引用】過去に起きた出来事を関係者の証言から辿っていくタイプのミステリを「回想の殺人」、またはクリスティーの同名作にちなんで「スリーピングマーダー」と呼ぶことがある。前述の恩田陸さんとの対談集でもこういうミステリ知識がたくさんあって大好き。なんか“もう忘れられようとしているけれど関係者はまだ生きている程度の〜”とありましたが、個人的には「寝た子を起こす」という諺を連想します。 ・『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎、あーもうこれ大好きすぎて。最近SNSで叙述トリック○選!みたいな投稿でピックアップされてて読み返したくなった。デビュー作『オーデュボンの祈り』に感動した人。道尾秀介『向日葵の咲かない夏』、桜庭一樹『少女には向かない職業』。エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』160年前の推理小説の嚆矢。 ・北村薫の『六の宮の姫君』読んでみたい!!本書での大収穫はコレだなと思っています。芥川龍之介と菊池寛がでてくる話なん??芥川自身の同タイトル小品についてなの?? はぁ感想はこんなもんにします。ここまででまだ前文「ご挨拶よりほんの話をしませんか」です。 このあとは、 1 選書棚 2 乱読棚 「好きなように」「文脈」が好きでした 3 対談① 4 愛書棚 5 遊歩棚 「地獄と作家の京都旅」「本に呼ばれて修善寺詣」日記的な旅行記面白かった 『カーデュラ探偵社』面白そう 6 書外棚 7 バックヤード 8 私室 「13冊のミステリについて」で日常の謎、として『六の宮の姫君』について載っている 9 対談② 有栖川有栖、朝井リョウ この両対談良かった!また読み返したい! と続きます 今回は図書館で借りて読みましたが、また思い出した頃に文庫本を購入、という未来が見えます
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ブクログの本棚には登録していないのですが、米澤穂信さんの大ファンで、著作はほぼ読んでいます。 その穂信さんがひたすら「本」について語った内容を集めた、贅沢な「本屋さん」。ちまちまページを開いていたのが、名残惜しくも読み終わりました。 余談ですが本日の読売新聞文化面「私を作った書物...
ブクログの本棚には登録していないのですが、米澤穂信さんの大ファンで、著作はほぼ読んでいます。 その穂信さんがひたすら「本」について語った内容を集めた、贅沢な「本屋さん」。ちまちまページを開いていたのが、名残惜しくも読み終わりました。 余談ですが本日の読売新聞文化面「私を作った書物たち」から、全4回のインタビューが載るそうですよ。こちらも楽しみです。 さてさて。 宮部みゆきさんの『宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本』でも思ったのですが、作家さんの読書量というのは、本当に半端ないものです。 本書は巻末に、文中で挙げられた作品の索引が載っているのですが、ざっと数えたところおよそ680作品。……え?ってなりますよね。短編集に含まれたものもあるので実際はもう少し数が減るでしょうが、それにしてもものすごい数です。そして当然ここに挙げた以外の本も読まれていると思うと、目眩がしてきそうです。 何がすごいって、その作品ひとつひとつに対する語り口も実に詳らかで愛に溢れているんですよね。多作すぎるので割愛されていましたが、穂信さんによるクリスティー評ももっと聞いてみたかったです。 穂信さんの作品には、「安心感」があります。 どんなテイストの作品であれ、きっと満足感とともに本を閉じるのだろうという確信できます。 それを裏付けるのはこの膨大な読書量であり、それらを読むうちに培われた哲学、そして世界を見る目なんだろうなと、改めて穂信さんへの敬愛の情が深くなった一冊でした。
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本好きと名乗って申し訳ありませんと言いたくなる。真の本好きは米澤さんのことを言うんだろう。本人は否定されてるが…… 知らない本が多かったが、それが気にならない端的なあらすじや魅力の記載、適切でユニークな注釈、何より熱量。ミステリ作家だからと敬遠せず、是非本好きに手に取ってほしい
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