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ザ・パワー・オブ・ザ・ドッグ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2021/11/04 |
| JAN | 9784152100603 |
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ザ・パワー・オブ・ザ・ドッグ
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
モンタナ州の壮大な自然の男たちの、ってことから想像していたのとはちょっと違うんだけど、いやどこ行っても男どもは本当にみみっちぃわね!西部の男たち、カウボーイって言っても考えてることは日本人と対して変わんね〜じゃんしょうがねーなほんと、って、ちょっとだけヤンキーに親近感が持てる。か...
モンタナ州の壮大な自然の男たちの、ってことから想像していたのとはちょっと違うんだけど、いやどこ行っても男どもは本当にみみっちぃわね!西部の男たち、カウボーイって言っても考えてることは日本人と対して変わんね〜じゃんしょうがねーなほんと、って、ちょっとだけヤンキーに親近感が持てる。かもしれない。といってもあいつらガタイはいいからな、押し出しで負けるな。 な感じで、もう何しろみんなして考え方が暗すぎてもう最高である。勝ち組の息子ピーターも実に腹黒い。 アメリカ行って住むなら絶対にこのあたりは止めておいたほうが良いな。きっと日本の田舎そのものだよ。
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カウボーイとして生きる男の生きづらさをリアリティ溢れる文章で描ききっていて、西部劇があまり得意ではない私にしては珍しく最後まで読めた(というか初めてかもしれない)。 映画と小説、どちらもあるから当時の男の人生が見えてくる。 映画と同様に最後の数ページが本当に凄い。映画は終盤でサ...
カウボーイとして生きる男の生きづらさをリアリティ溢れる文章で描ききっていて、西部劇があまり得意ではない私にしては珍しく最後まで読めた(というか初めてかもしれない)。 映画と小説、どちらもあるから当時の男の人生が見えてくる。 映画と同様に最後の数ページが本当に凄い。映画は終盤でサスペンスの色が強くなった印象があったが、原作はフィルとピーターの場面でフィルの内面に触れてるところが良かった。 フィルがただの有害な男ではなく、有害な男をやらざるを得なかったことを知った。 終盤フィルの心の奥底からピートに向けて溢れてしまった感情のことを考えると泣きたくなる。 フィルは確かに攻撃的な言葉や傲慢な態度で人を傷つけてはいたが、同時に自分も傷つけていたのだ。 原作を読み終えた今、原作を読んだ人は映画を観て欲しいし、映画を観た人は原作を読んで欲しいと強く願う(相互補完できるような構成になった映画版も素晴らしい)。 私が読んだのはハヤカワ版。 角川版も読んでみたい。
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長いわ! この物語を読んでいて思ったのは「見ること」と「読むこと」の違いでした 「読むこと」の方がより能動的ですよね、自力感が強いというか、労力がいるというか で、物語には「見ること」に適した物語と「読むこと」に適した物語があると思うんですね(両方というのももちろんある) 本...
長いわ! この物語を読んでいて思ったのは「見ること」と「読むこと」の違いでした 「読むこと」の方がより能動的ですよね、自力感が強いというか、労力がいるというか で、物語には「見ること」に適した物語と「読むこと」に適した物語があると思うんですね(両方というのももちろんある) 本作は「見ること」に適した物語だと思うんですよね もう、最後の多分こうなるだろうなぁっていう結末に向かって淡々と静かに流れて行くんですね ひたすらに この静けさは映像にしたときに凄く胸に迫ってくるんじゃないか、そして最後まで静かに幕を閉じることで見るものに余韻を残すんじゃないか そんな気がしたんです でも読むとなると結構つらい この静けさが、盛上がりのなさが どうとでも取れる多くを伝えない心情描写が 300ページくらいのボリュームなのに、多分こうなるだろうなという結末までの道のりが長く長く感じてしまったんよね
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