商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/11/04 |
JAN | 9784088828237 |
- コミック
- 集英社
その淑女は偶像となる(3)
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その淑女は偶像となる(3)
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冒頭から生薔薇四天王の恐ろしさがこれでもかと…… 既に実力のヤバさが充分に伝わってくるメンツ。彼女らが物語上において大きな壁となって立ち塞がる構図になっているのも納得できるというもの ただ、こうして生薔薇四天王のヤバさが描かれれば描かれるほど、この子らと肩を並べていた桜子も何かし...
冒頭から生薔薇四天王の恐ろしさがこれでもかと…… 既に実力のヤバさが充分に伝わってくるメンツ。彼女らが物語上において大きな壁となって立ち塞がる構図になっているのも納得できるというもの ただ、こうして生薔薇四天王のヤバさが描かれれば描かれるほど、この子らと肩を並べていた桜子も何かしらヤバい特性を持っているのではないかと想像してしまうが…… アイドルリーグ二回戦を前に旧敵に再会したまりもの様子が異常過ぎて驚かされる。まあ、それ以上に今回の敵である志乃の徹底振りにも驚かされるが アイドルは自身が持つ信念によって客を魅了する。そこに勝利の方程式なんて一見無いように思えるけれど、客から好印象を得るという一点を中心に考えればある程度の法則は見えてくる。志乃はそれを極限まで突き詰めたタイプなのか ただ、志乃の異常性は突き詰める為に自身の信念も友情も全て切り捨ててきたことに有るのだろうけど 上を目指すアイドルとしては有りだと言えるそのスタイル。でも、その行動に巻き込まれた側からすれば堪ったものではない 事務所で唯一の友達として信じていたのに手酷く裏切られた。しかも自分の不出来すら突きつけられたまりもの根源が捻じ曲げられるには充分すぎるトラウマ だからその元凶である志乃に再会して心が折れてしまうのは仕方なかったのかもしれない でも、そこでまりもを諦めさせてやらないのが桜子とあるみという仲間なんだよね。まりもと組みたいのは同情などではなく、まりもと組めば強敵にも勝てるという信頼が有るから組みたいと思った。そしてそんな大切な仲間であり友達に志乃が酷い仕打ちをしたから負けたままでは嫌だと思う 桜子の叫びは本当に良かったよ…… そして18話から始まった反撃はなかなかの見もの。というか、アイドル料理対決というお題目で電波ソングをぶっ込んでくるって凄い発想だな! おまけに肝心の料理を失敗してもすぐに作り直す展開にも驚愕する 予選ブロックにて衆目を集めるという点において桜子達は無類の強さを発揮したけど、今回もその特性は遺憾なく発揮されているね。極限までに売れ線を効率的に取り入れた志乃に圧勝してみせましたよ! この展開が熱いのなんのって! でも、敵への勝利だけで終わらないのがこの作品最大の長所 志乃はアイドルとしての信念は持っていなかったが、トップアイドルになるために全てを切り捨てるという信念を持っていた だというのに、不要だと切り捨てたはずのまりもが志乃に勝ってみせた。それはまりもが不要から有要に変わったということであり、その変化を齎したのが志乃の裏切りにあったと告げる展開は本当に痺れる だからまりもにとって志乃は不要な友達とはならず、有要なライバルとなるわけだね。その言葉は裏切りに傷ついていた志乃に幾らかの変化を与えたのかな?まりもの信念である「全員に勇気を与えるスーパーアイドル」が志乃に涙を流させる展開はとても良いものでしたよ…… そういや、桜子は学友たちにアイドルをしている点は隠しているというのが初期からの設定としてあったのだけど、当然というか何というか流石にアイドル活動はバレていたのか… でも桜子の内緒にしたいという意思を尊重して気付かないフリをしていたという点にはちょっとホロリと来てしまったよ…… 皆をがっかりさせないようにアイドル活動を隠していた。だというのに、アイドルの姿が「淑女の理想」として讃えられる日が来るなんて思わなかったね……
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