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サリエルの命題 講談社文庫
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サリエルの命題 講談社文庫

楡周平(著者)

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サリエルの命題 講談社文庫

1,089

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/10/15
JAN 9784065257531

サリエルの命題

¥1,089

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2024/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

命を選択する際の基準とは、、、を考えさせてくれる作品でした。 自身の職業が医療関係なだけあってとても小説とは思えなく恐怖を感じました。 実際、医療費を特に気にせず病院を地域の交流の場みたいに利用している高齢者は多くそんな人達にも税金が利用され財政が圧迫されていると背筋が凍る思いでした。 国民健康保険が小説では主題になっていましたが、他にも介護保険制度の利用も年々増加していくため現実の財源はもっと深刻な状況なのでは?と考えました。 今後益々少子高齢化が進んでいるためいつか道徳的な考えができない時が来るかもしれません。そんな時に自分は将来的にどう生きるかを考えさせられる作品でした。 楡さんの小説はエンタメとしてわかりやすく日本の抱える問題を浮き彫りにしてくれるため今後も読み続けたいです。

Posted by ブクログ

2023/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 日本の医療問題について結構考えさせられること満載。医学の発達で、老先短い人をお金をかけて生きさせる意味があるのか?保険でカバーされるシステムについて無償で医療を受けるために犯罪を犯す外国人について保護するのか?などなど、お先真っ暗の日本社会の実態が分かり、暗い気分になると共に子供世代にも申し訳ない気持ちになる。 本校では政治家が比較的しっかりしており、パンデミックの危機も乗り越えることができたが、日本の現政権を見るとポピュリズム色が強く、上辺の政策ばかりしているのでとてもこのような見直しにはならないだろう。ため息が出るし、子供にも申し訳なく思ってしまう。 あらすじ 日本の医療制度の穴を懸念する政府関係者、ウィルス研究を学会の重鎮の八重樫に否定され職を失った笠井、ウィルス学の重鎮の八重樫に飼い殺しにされ、研究者として冷や飯を食わされた野原。 ある日、アメリカの大学から故意に作り出された突然変異型のウィルス、サリエルの情報が漏れた。自分の余命がいくばくもない野原はたまたまこの資料に出会い、似た境遇のレイノルズとこのウィルスを、拡散させるべく八重樫に送りつける。八重樫はたまたま地元の島に帰っており、嵐があったこともあり、島民は被害を受けたものの、サリエルが拡大することはなかった。 その後、宮城県の寒村で、自分で育てた鶏からサリエルの変異種が発生した。パンデミックは防げるのか?医療補償、薬の優先順位は?現代の医療制度の問題に大激論が巻き起こる。

Posted by ブクログ

2023/05/04

新型インフルエンザにからめて、日本の健康保険制度の問題点を提議していて、考えさせられたし、勉強になった。

Posted by ブクログ

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