性と淫蕩の中国史 KAWADE夢文庫

内藤博文(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2021/10/13
• JAN: 9784309485744

商品レビュー

2022/01/03

聖人も認めた愛欲まみれの閨房：
「聖王」と称された勢や舜も、フリーセックスを愉しんでいた
「且」は男根、「也」は女性器・性的妄想が生んだ漢字
孔子は聖人ではなかった　エロに寛容だった儒者たち

古代の英雄たちが溺れた女色と男色：
秦の始皇帝は、母の異様な淫藩に悩まされていた
ハーレムに入る女性の多くが不幸な一生を送った理由
夫が死んで悪女に豹変した后の恐るべき所業とは

歴代王朝に巣食い、欲望にひたった宦官の闇：
なぜ、中国では宦官制度が長くつづいたのか
中国の宦官政策は、異民族絶滅も企図していた
どんな男たちが宦官に選ばれていた

皇帝たちの荒淫が帝国を迷走させた：
中世まで、皇后の不倫・男漁りはありふれたものだった
横恋慕した女性を手に入れるために父を殺した煬帝
なぜ、唐帝国の時代は性に寛容だったのか？

奔放から貞女へ…変身をとげた女性たち：
宋代以降「女性の貞節」が求められるようになった理由
なぜ、中国大陸では処女信仰がエスカレートした？
貞節を守らない女性に待ち受けていた酷刑とは
日本よりもさらに厳しいものだった「男女の別」

“小足”こそ究極の美！男を恍惚とさせた纏足：
中国社会が生んだ奇習
「纏足」とは何か？
女性の纏足を見るだけで男が興奮した理由とは
なぜ、宋代以降に纏足の流行がはじまった？

悦楽に耽る権力者、性を愉しめない民：
「太平天国の乱」は、男性優位の世を破壊するためだった
「女性のみの軍隊」を組織した洪秀全の思惑とは
清の末期に絶対権力を握った西太后の毀誉褒

拝金の時代に乱倫な性文化が復活！：
改革開放と共に「中国人の性」も解き放たれた
エロ大国なのに「ポルノー掃運動」も叫ばれる理由
「ひとりっ子政策」による男余りが生みだした中国の闇とは