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夜と少女 集英社文庫
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夜と少女 集英社文庫

ギヨーム・ミュッソ(著者), 吉田恒雄(訳者)

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夜と少女 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/09/17
JAN 9784087607734

夜と少女

¥1,210

商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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2024/06/29

登場人物の恋愛関係が複雑に織り込まれているので相関図を描きながら読み進めないと迷路に入り込む。二人のアレクシス、哲学教師の男性クレマンと文学教師の女性ドゥヴィルをはじめ予想外の人物たちが、失踪したヴィンカに関わり、事件を隠蔽する為の緻密な擬装工作に加担する。 物語の展開に偶発的な...

登場人物の恋愛関係が複雑に織り込まれているので相関図を描きながら読み進めないと迷路に入り込む。二人のアレクシス、哲学教師の男性クレマンと文学教師の女性ドゥヴィルをはじめ予想外の人物たちが、失踪したヴィンカに関わり、事件を隠蔽する為の緻密な擬装工作に加担する。 物語の展開に偶発的な要素が多くスリラーとしては不満が残るが、折々に語られる恋愛や人生についての省察は胸に沁みる。 「ひとりの女性に関わりはじめた時点で、もうあなたはあるがままの彼女を見ることができず、あなたの望むとおりの女性を見ることになる」 the moment you begin to be interested in a woman, you no longer see her as she really is, but as you want her to be. わたしたちの生命は脆く、尊いと同時に、取るに足りないものでしかなく、あるときは孤独の凍りつくような水に、あるときは若返りの泉の温かな水に浸ることもある。いずれにせよ、わたしたちは人生を自在に操ることなどできたためしがない。それは、ほんの些細なことで反転してしまう。一言の囁き、ちょっとした目の輝き、余韻を残す微笑が、わたしたちを高みへと持ち上げ、あるいは虚無のなかに突き落とす。人生は不確実なものであるが、それでも、わたしたちは心の機微によって、知る術のない神の目論見のなかに自分たちの場所を見いだせると期待し、その混沌を操れるかのごとくふるまうほかないのである。 Our lives are sometimes inscrutable, often disrupted by conflicting desires. Our lives are fragile, at once precious and insignificant, sometimes bathed in icy waters of loneliness, sometimes in the warm stream of a fountain of youth. Our lives, for the most part, are beyond our control. The slightest thing can turn them upside down. A whispered word, the twinkling of an eye, or a lingering smile can raise us up or cast us into oblivion. And yet, in spite of this uncertainty, we have no choice but to pretend we can control the chaos in the hope that the inclinations of our hearts will find a place in the secret plans of Providence.

Posted by ブクログ

2024/04/03

相変わらずコート・ダジュールの景色やフランスらしいリセの授業とか、描写がとっても魅力的。でもストーリーには、もう少し変化やスピードが欲しかったかなぁ。過去作と比べると、やや単調に感じました。

Posted by ブクログ

2024/03/19

半分くらいまでは,フランスの政治や歴史など、主人公を取り巻く状況の説明が延々とづき退屈でした。しかし,中盤を過ぎたあたりから急に意外な事実のオンパレードで、章が変わるたびに全く予想していなかった事実が飛び出てきて驚かされっぱなしでした。 自転車が中盤から新幹線になるくらいのスピー...

半分くらいまでは,フランスの政治や歴史など、主人公を取り巻く状況の説明が延々とづき退屈でした。しかし,中盤を過ぎたあたりから急に意外な事実のオンパレードで、章が変わるたびに全く予想していなかった事実が飛び出てきて驚かされっぱなしでした。 自転車が中盤から新幹線になるくらいのスピード感の変化があり,後半は一気に読み終わりました。 ラストもハッピーエンド?!風でとても良かったです。

Posted by ブクログ

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